【実機に触れてわかったこと】カロッツェリアの2025年冬モデルを詳細チェック!
公開 : 2025.11.27 11:45
10月9日、パイオニアの展開するカーAVシステムブランド『カロッツェリア』が新モデルを発表。実機を体感してきた浜先秀彰が詳細にレポートします。
もくじ
ーFシリーズはコスパ最強のカスタムフィットスピーカー
ーお手軽に高音質が手に入る! トヨタ車オーナーなら見逃せない専用スピーカー
ー買いやすく取り付けやすいスタンダードタイプのミラー型ドラレコ
ー新型フリードに好みのカロッツェリアAVシステムが装着できる取付キット
Fシリーズはコスパ最強のカスタムフィットスピーカー
10月に発表された『カロッツェリア2025年冬モデル』。オーディオ系を中心に興味深いモデルが数多くリリースされ、愛車のカーAVシステムのグレードアップを考えている人には見逃せないラインナップだ。
そんな話題のモデルの実機に触れて試聴もできるというプレス向け商品説明会が、11月上旬に開催された。今回はその中から注目のアイテムをピックアップし、読者のみなさんに代わって詳細をチェックしてきた。

まずは、『カスタムフィットスピーカー』。純正スピーカーと入れ替え装着ができるこちらはカーオーディオシステムアップの定番ともいえるが、ベーシックに位置づけられる『Fシリーズ』は7年半ぶりのフルモデルチェンジを果たした。
価格は、ウーファーとトゥイーターが別体のセパレート型が2万円前後(実勢価格)、ウーファーとトゥイーターが同軸のコアキシャル型が1万円前後(同)とお手頃で、エントリーユーザーにぴったりだ。
17cm口径のセパレート型『TS-F1750S』を装着したスズキ・スペーシアで試聴を行ったが、純正スピーカーから交換すればだれもがクオリティの高さに驚くはず。
クリアで低音から高音までバランスよく聞こえ、臨場感たっぷり。元気で生き生きとしたイメージのサウンドだ。素材へのこだわりやOpen&Smoothコンセプトの導入、ハイレゾ音源対応などの効果をしっかりと感じ取れる。驚くべきコストパフォーマンスの高さと言える。
ちなみに、純正品並みのスマートな装着感を実現するとともに最適な音場を生む、スペーシア専用トゥイーター取付キット『UD-K310(8800円)』も組み合わされていた。カロッツェリアではカスタムフィットスピーカーの車種専用取付キットを積極的にリリースしている。
お手軽に高音質が手に入る! トヨタ車オーナーなら見逃せない専用スピーカー
スピーカーのニューモデルとしてもうひとつ注目したいのが、トヨタ車専用スピーカーの『TS-H100TY(2万5000円前後)』だ。
最新のトヨタ車のダッシュボードに装着されている純正スピーカーと入れ替え装着ができるもので、見た目を変えることなく高音質化が可能。9cm口径のミッドレンジにトゥイーターが組み合わされており、トゥイーター部分は装着車種に合わせて最適な音場が得られるよう回転機構を備えている。

試聴を行ったトヨタ・プリウスは、同時にリリースされた専用取付キットを組み合わせて装着。『carrozzeria』のロゴ入りで高級感のあるルックスになるだけでなく、スピーカーを最適な角度で取り付けられるスグレモノだ。
肝心のサウンドの方だが『スピーカーを入れ替えただけ』とは思えないほどのグレードアップぶり。クリアですっきりとした中高音を味わえるのはもちろんのこと、聞こえてくる音数が圧倒的に増えてリアル感がグンと高まる。
ドアに装着されている純正スピーカーとのマッチングにも優れており、ドアスピーカーとダッシュボードスピーカーの音がうまくまとまって聞こえてくる。さすがトヨタ車専用だ。適合車種も幅広い(最新の情報はパイオニア公式サイトに掲載)ので、トヨタ車オーナーやトヨタ車の購入を検討している人は要注目だ。












