祝40周年!カロッツェリアの足跡を振り返る(前編) ロンサムカーボーイを引き継ぎ誕生【浜先秀彰の絶対的カーグッズ!第23回】

公開 : 2026.09.02 12:05

AUTOCAR JAPANのカーグッズ情報を担当する浜先秀彰が、商品選びのコツや業界の気になる話を月イチで紹介。今回は今年で40周年を迎えたパイオニア・カロッツェリアの歴史を振り返る、その前編です。

ロンサムカーボーイからカロッツェリアへ

不動の人気を誇るパイオニアのカーAVブランド、『カロッツェリア』は、今年で誕生40年となりました。6月には40周年記念モデルとなる『サイバーナビ・リミテッドエディション』もデビューしています。

そこで今回は前後編に分けて、カロッツェリアの40年歩みをたどっていきたいと思います。

カロッツェリアの初代モデルとなるCDX-2/KEX-900。
カロッツェリアの初代モデルとなるCDX-2/KEX-900。    パイオニア

カロッツェリアが生まれたのは1986年のこと。それまで約9年に渡って親しまれてきた『ロンサムカーボーイ』を引き継ぐカーオーディオブランドとして設定されました。

初代モデルとなったのはCDX-2(CDプレーヤー)とKEX-900(チューナーコントロール・グラフィックイコライザー)で、『ハイクオリティ・カーオーディオライフ/コミュニケーションカーライフ/ビジュアルカーライフ 先進のカーコンポーネントを提案する』というコンセプトが掲げられていました。

この、カーオーディオ、コミュニケーション、ビジュアルを3本の柱としている点は、現在でも変わりません。

カロッツェリア立ち上げの際にメインとなっていたのは、コンポタイプのカーオーディオです。

ホームオーディオ同様、プレーヤー、チューナー、アンプなどいくつかのユニットをニーズに合わせて組み合わせるもので、ルックスもシルバーボディに多くのボタンが組み込まれ、イルミが踊る、近未来的を感じさせるものでした。

もちろんこれは当時の若者にとっては時代の最先端、そして憧れでした。

世界初の市販GPSカーナビが誕生

それから4年後の1990年。革命的な1台のモデルが生まれます。市販世界初のGPSカーナビ『AVIC-1』です。

当時はサテライトクルージングシステムと名付けられ、画面上に現在地がリアルタイムに表示されるというだけでも驚きでした。

世界初の市販GPSカーナビ、AVIC-1のシステム。
世界初の市販GPSカーナビ、AVIC-1のシステム。    パイオニア

とはいえシステムを揃えれば50万円を超えるというだけに、一般には高根の花。あくまでイメージリーダーという存在です。

カーナビは着実に進化

1992年には2世代目となるGPSカーナビ、『AVIC-G10』がリリースされます。
これはソフト(CD-ROM)を交換することで機能面のバージョンアップも図れるというところが売りで、本体は6枚の地図ディスクを収納できるCDチェンジャー方式を採用していました。

このあたりから徐々にカーナビ熱は高まっていき、1996年にはVICSサービスが開始。国内の電機メーカーがこぞって参入し、カー用品店には数十社のカーナビがずらりと並ぶ状況になりました。

2世代目となるGPSカーナビ、AVIC-G10。
2世代目となるGPSカーナビ、AVIC-G10。    パイオニア

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    浜先秀彰

    Hideaki Hamasaki

    千代田工科芸術専門学校写真科を卒業後、自動車専門誌編集部スタッフを経て、フリーランスライターとして独立。現在は執筆、編集、撮影を一人で行うことも多い。カーナビやドラレコのレポートを得意とするが、守備範囲はカスタムパーツや洗車ケミカル、車内小物までを含むカー用品全般となる。YouTube「カーグッズチャンネル」を2021年より運営。

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