ホンダ・プレリュードと過ごした夏(5) 理想のハイブリッドスポーツカーありき【日本版編集長コラム #103 & スーパーカー超王が斬る】

公開 : 2026.10.11 12:05

朝から夜までプレリュードを磨き続けた学生時代

ボディカラーはほとんどがホワイト。それを綺麗に洗車して、ボディに顔が映るくらいにピカピカになるまでワックスをかけるのが仕事だ。もちろんウインドウもタイヤも徹底的に磨き、そして内装もチリひとつ残さず掃除をする。熱中症も低体温症も関係なかったのは昭和らしい話だ。

多い日には朝から夜まで、20台近くのプレリュードを磨いていたのだから、今にして思えばそれはいったいどれだけの人気車だったのだろう。そしていつしかこう決断している自分がいた。「とりあえずこのバイトに耐えて、オレもスペシャリティカーを買おう」。

『ホンダ・プレリュードと過ごした夏』は今回で終了です。最後までお付き合いありがとうございました。(ヒライ)
『ホンダ・プレリュードと過ごした夏』は今回で終了です。最後までお付き合いありがとうございました。(ヒライ)    平井大介

約四半世紀の時を経て現代に復活した最新のプレリュードのように、スポーツなんていう要素なんかいらない。ただただ端正でカッコ良いスタイルと、ラグジュアリーなキャビンがあればいい。プレリュードさえあれば、自分にも明るい未来が待っているに違いない。そうプレリュードとはそういう大いなる夢を抱かせてくれる、とてもピュアなスペシャリティカーだったのだ。

走りが素晴らしいのはあくまでもひとつの副産物と考えて、久々にクルマというもので、思い切り大人の遊びを楽しんでみたいなと思った、今回のヤマザキでした。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。
  • 執筆

    山崎元裕

    Motohiro Yamazaki

    1963年生まれ。青山学院大学卒。自動車雑誌編集部を経て、モータージャーナリストとして独立。「スーパーカー大王(超王)」の異名を持つ。フツーのモータージャーナリストとして試乗記事を多く自動車雑誌、自動車ウェブ媒体に寄稿する。特にスーパーカーに関する記事は得意。

日本版編集長コラムの連載

連載をもっとみる

関連テーマ

おすすめ記事

 

Google検索で『AUTOCAR JAPAN』の記事を見つけやすくする方法

人気記事