群を抜くのは曲がる爽快さ! ホンダ・プレリュードと過ごした夏(3) キーとなったディメンションと3つの技術【日本版編集長コラム #101】
公開 : 2026.09.27 12:05
AUTOCAR JAPAN編集長ヒライによる、『日本版編集長コラム』です。最近乗ったクルマの話、取材を通じて思ったことなどを、わりとストレートに語ります。第101回は『ホンダ・プレリュードと過ごした夏(3)』です。
3回目にしてようやく実車の登場
この夏、昨年9月4日に発売されたスペシャリティスポーツカー、『ホンダ・プレリュード』と約1ヵ月を共に過ごすことになった。そして3回目にしてようやく、実車の登場である。
8月最初の月曜日、レーシングブルーパールの『ホンダ・シビック・タイプR』と入れ替えで、フレームレッドのプレリュードを引き取った。

事前にボディカラーの希望を聞かれたので、訴求色であるムーンリットホワイトパールか、このレッドでお願いしていた。その結果手元にやってきた実車は、『存在感を主張する鮮やかなレッド』と説明されるとおり、若干ベタには感じたものの、写真映えするという意味でベストな選択となった。
発売1ヵ月後の受注状況では、ホワイトが63%、メテオロイドグレーメタリックが16%、クリスタルブラックパールが11%、レッドは10%と残念ながら4番手。ちなみにレポート中の1ヵ月で何度か新型プレリュードとすれ違ったが、レッドは一度もなかった。
改めて記すと、今回1ヵ月のレポートを企画したのは、プレリュードがあまりに楽しいスポーツカーであるからだ。
忘れられないのは、昨年参加した試乗会で静岡県三島市側から神奈川県箱根町の頂上まで国道1号線を駆け上がった時のこと。筆者の自宅はまさに静岡側の麓にあり、よく使うこのルートを偶然走ることになったのだが、プレリュードは曲がることに関する爽快さが群を抜いており、かなり感動した。今でもトップ3に入ると思うほど。
この記憶が元になり、約1年後、当企画が実現した次第だ。
キーとなるスペックをシビック・タイプRと比較
さて、プレリュードは前回の最後で紹介した『ホンダ・シビック・タイプR』のシャシーをベースにしているということで、まずは両車のキーとなるスペックを比較しておきたい。
●ホンダ・シビック・タイプR
全長×全幅×全高:4595×1890×1405mm
ホイールベース:2735mm
トレッド(前/後):1625/1615mm
車両重量:1430kg
最高出力/最大トルク:330ps/42.8kg-m(1995cc直列4気筒)
タイヤ(前&後):265/30ZR19
サスペンション(前/後):マクファーソンストラット/マルチリンク

●ホンダ・プレリュード
全長×全幅×全高:4520×1880×1355mm
ホイールベース:2605mm
トレッド(前/後):1625/1615mm
車両重量:1460kg
最高出力/最大トルク:141ps/18.6kg-m(1993cc直列4気筒)
最高出力/最大トルク:184ps/32.1kg-m(モーター)
タイヤ(前&後):235/40R19
サスペンション(前/後):マクファーソンストラット/マルチリンク
ポイントは、トレッドとサスペンション形式が同じであること。そして確かに全長は短くコンパクトではあるものの、ハイブリッド化されているにも関わらず、車重が30kg増に留まっていることだ。
また、ホイールベース÷トレッドで計算するアスペクトレシオは、プレリュードが約1.6、シビック・タイプRが約1.68となる。この数字が低いと旋回性は向上し、逆に高いと直進安定性が増すということで、両車の違いを理解するうえでわかりやすい指標と言える。



























































































































