名残惜しき『マツダ1.8ディーゼル』 最後に3ファストバックとCX-30を取材した話 日頃のアシとして最高の1台【日本版編集長コラム #104】
公開 : 2026.10.18 12:05
AUTOCAR JAPAN編集長ヒライによる、『日本版編集長コラム』です。最近乗ったクルマの話、取材を通じて思ったことなどを、わりとストレートに語ります。第104回は先日販売が終了した『マツダ1.8ディーゼル』の話です。
7月23日の商品改良でカタログ落ち
7月23日に発表された、マツダ3およびCX-30の商品改良のプレスリリースを見て、いよいよか……と思った。それまでラインナップされていた『スカイアクティブD1.8』、つまり1.8Lのディーゼルエンジンがカタログ落ちしたのだ。
なお、プレスリリースでは特にそれに触れず、新たに『eスカイアクティブG2.5』と呼ばれる2.5L直列4気筒のマイルドハイブリッドを追加したと書かれているが、ラインナップ一覧を見て気が付いてしまった。

その後、マツダの広報さんとやり取りをしている中で、両車のディーゼルを搭載した広報車が退役する直前に取材する機会を頂くことになった。この記事が公開される時点では、ディーラーが在庫を抱えていない限り新車では購入できないのに……である(この場を借りて感謝申し上げます)。
ちなみに気になって、マツダの認定中古車サイトで両車を『2026年式』、『ディーゼル』で検索したところ、6台がヒット。それらは全て、新古車あるいは試乗車と思しき走行距離1000km以下の個体であった。気になっている方はお急ぎ頂きたい。
2012年の初代CX-5で初採用
さて、クリーンディーゼルエンジンと呼ばれるマツダのスカイアクティブDは、2012年2月に初代マツダCX-5で初採用。直列4気筒+ターボで、排気量は2.2Lだった。
その後2014年のデミオ(後のマツダ2)で1.5Lが、2018年のCX-3商品改良で1.8Lが追加され、2019年9月末時点でディーゼル車の累計販売が50万台を達成。ロードスターを除く全車に搭載され、マツダの主力ユニットへ成長した。全車ではないものの、マニュアルトランスミッションを組み合わせたことも個人的には鮮明な記憶だ。

2021年9月には3とCX-30の初期モデル1.8Lを対象に、エンジン制御プログラム最新化のサービスも発表している。これは『素早いアクセル操作に対する応答性とコントロール性を向上させる』もので、燃費性能はそのままに最高出力が116psから130psへと14psアップしている。価格は4万6200円+工賃だった。
その後、1.5Lはマツダ2生産終了で、2.2Lは先代CX-5生産終了で、そして1.8Lが今回の商品改良で販売終了となり、ラージモデルに搭載されている3.3L直列6気筒以外、全てのディーゼルがラインナップ落ちすることに。
これは、2026年の欧州排ガス規制をクリアできないことが直接的な要因で、電動化への加速が早い時代背景から、ここへの投資が難しいという側面があった。










































































