フォルクスワーゲンGTI史上初の後輪駆動モデル 新型『ID.3 GTI』発表 エンジン音も再現した326psの電動ホットハッチ

公開 : 2026.09.18 07:45

フォルクスワーゲンは新型の電動ホットハッチ『ID.3 GTI』を発表しました。GTIを名乗るモデルとしては初の後輪駆動で、従来のGTXに取って代わります。ドライビングの楽しさに焦点を当てているとのことです。

ID.3のスポーツバージョンが新登場

フォルクスワーゲンは、新型の高性能EV『ID.3 GTI』を欧州で発表した。GTIの名を冠した初の後輪駆動車であり、パフォーマンス、ダイナミクス、そしてサウンドにおいて、ガソリンエンジン搭載の『ゴルフ』と同等の魅力を発揮するよう設計されている。

欧州で販売されるID.3のスポーツバージョンであり、最高出力326ps、最大トルク55.5kg-mと、史上最もパワフルなGTIモデルとなる。0-100km/h加速加速はわずか5.6秒で、現行のゴルフGTIをわずかに上回る。

フォルクスワーゲンID.3 GTI
フォルクスワーゲンID.3 GTI    フォルクスワーゲン

ID.3 GTIは、小型モデルの『IDポロGTI』に続く2台目の高性能EVであり、従来のID.3 GTXの後継に位置づけられる。よりスポーティなスタイリングを採用し、運転体験を重視している。

フォルクスワーゲンはID.3 GTIについて、「真のパフォーマンスモデル」と表現し、8世代にわたるゴルフをはじめとする歴代モデルの伝統を受け継ぎ、同等のドライビングダイナミクスと「精密なハンドリング特性」を備えていると説明した。

その真価は、新たに搭載されたドライビングモード「GTI」で発揮される。リアの電気モーターの出力を最大にし、ステアリングをシャープに、サスペンションを硬くすることで「最大限のスポーティさ」を実現するという。

ローンチコントロールも実装

また、GTIモードではローンチコントロール機能が有効になり、ヒョンデアイオニック5 Nやホンダ・スーパーN(日本名:スーパーワン)と同様に、合成されたエンジン音が再生される。

デザインは、歴代GTIモデルへのオマージュを込めつつ、ID.3 GTXとは一線を画すものとなっている。GTXは当初、EV版GTIとして位置付けられていたが、フォルクスワーゲンはこのサブブランドを廃止し、EVにもGTIの名称を採用することを決めた。

フォルクスワーゲンID.3 GTI
フォルクスワーゲンID.3 GTI    フォルクスワーゲン

フォルクスワーゲンは、「新型ID.3 GTIのフロントには、GTIのDNAが鮮明に刻まれている」と述べ、エンブレムとフロント全体に走る赤いストライプを強調した。このストライプは、半世紀前の初代ゴルフGTIから受け継がれてきたトレードマークだ。

ID.3では初めて、ルーフ、トランクリッド、スポイラー、Cピラーがボディ同色となり、「より長く、よりスポーティに見える」という。

一方、IDポロGTIと共通の8本スポークアルミホイールは、「ヴェルターゼー」と名付けられている。これは、絶大な人気を博したGTIのオーナーズミーティングに敬意を表したものだ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    役職:副編集長
    AUTOCARの若手の副編集長で、大学卒業後、2018年にAUTOCARの一員となる。ウェブサイトの見出し作成や自動車メーカー経営陣へのインタビュー、新型車の試乗などと同様に、印刷所への入稿に頭を悩ませている。これまで運転した中で最高のクルマは、良心的な価格設定のダチア・ジョガー。ただ、今後の人生で1台しか乗れないとしたら、BMW M3ツーリングを選ぶ。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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