三原色が似合う小さなMT車たち スズキ・スイフト x オペル・コルサ x セアト・イビサ(1) AT限定で運転免許を取得する若者は英国でも増加中
公開 : 2026.10.23 18:05
英国でも選択肢が減った、お手頃なMT車。しかしスズキ・スイフトとオペル・コルサ、セアト・イビサなど、小さなハッチバックなら、まだ複数を検討できます。UK編集部が3台の魅力を探りました。
もくじ
ー2026年にもMTのハッチバックを提供する3社
ー3台では最も安く車重の軽いスズキ・スイフト
ー積極的にカーブへ飛び込める楽しさ
ー若干の古さが好ましさも生んでいる
ー多くの人が気負わず付き合いやすい性格
2026年にもMTのハッチバックを提供する3社
赤、青、黄色。三原色が良く似合う。手頃で魅力的なクルマが花盛りだった、1990年代に存在感を放ったブランドは、2026年にもMTの小さなハッチバックを提供している。
AT限定で運転免許を取得する若者は英国でも増加中で、最近では26%。現在のディーラーには、MTを選べるモデルが殆ど並んでいない。しかし、スズキとセアト、ヴォグゾール(オペル)を訪ねれば、運転の喜びに満ちた1台が待っている。

今回、この3台による試乗へ至ったきっかけは、セアト・イビザ。2度目のマイナーチェンジを受けたばかりだが、フォルクスワーゲン・グループが掲げる2030年へ向けた計画によって、セアト自体が消滅する可能性が高まったから。
現行イビザの登場は2017年へ遡るが、フロントマスクが一新され、「ヒプノティック・イエロー」が似合う若々しさがある。試乗車のトリムグレードはSEで、1.0L 3気筒ターボに5速MTのペア。0-100km/h加速は11.0秒と、充分にエネルギッシュだ。
3台では最も安く車重の軽いスズキ・スイフト
比較相手にまず挙がったのは、オペル・コルサ。エントリーグレードの名前が、YES(イエス)という点が、気分を前向きにさせる。英国でもSUV人気は高いが、コルサはベストセラーのトップ10の常連にあり、定番モデルになっている。
エンジンは1.2L 3気筒ターボで、最高出力は100psと、今回の3台では1番強力。6速MTが組み合わされ、0-100km/h加速は11.2秒で処理する。英国でのお値段は、2万1240ポンド(約442万円)と、2万2880ポンド(約476万円)のイビザよりお安い。

そして、同クラスのハッチバックなら、AUTOCARお気に入りのスズキ・スイフトは外せない。ベースグレードの価格は3台で最も安く、トップグレードのウルトラでも、2万1949ポンド(約457万円)だ。
1.2L 3気筒自然吸気のマイルド・ハイブリッドが載り、最高出力は82ps。5速MTが組まれ、0-100km/h加速は12.5秒に留まるが、車重は945kgと軽い。
積極的にカーブへ飛び込める楽しさ
まずドアを開きたいのは、イビザ。筆者が初めて買った愛車は、その2代目だった。最新の5代目は遥かに洗練度が増しているが、当時の思い出が不思議と蘇る。
パワートレインに弾けるほどのパワフルさはなく、ギア比もロングだが、意のままにライン取りできる操縦性は健在。最適なギアを選んで、積極的にカーブへ飛び込める楽しさに溢れている。純粋に気持ちがイイ。

シフトノブは球形で、ゴムが巻かれ握りやすい。レバーには適度な重みと抵抗感があり、クラッチペダルは軽く繋ぎやすい。ブレーキペダルの反応も直感的。操縦性のバランスは素晴らしく、適したスタイルをクルマが促してくるような感覚もある。
荒れた路面では、少々突き上げ感が強い。もし筆者が選ぶなら、予算を増やして6速MTを選ぶだろう。5速MTでも高速道路は3000rpm以下で流せ、気張らずに済むが。
















































































































































