伝説のオフロード車『ウィリス』復活? ジープ、2030年以降に導入の可能性 中国メーカーとの競争に「切り札」

公開 : 2026.10.16 07:45

ジープは、第二次世界大戦で軍用車として活躍し、その後も長年にわたりカルト的人気を博してきた『ウィリス』の復活を検討しています。中国メーカーに対抗する「切り札」として2030年以降に導入される可能性があります。

カルト的人気を誇る軍用オフローダー

ジープは、伝説的なオフロード車『ウィリス』の復活を検討している。欧州市場における中国メーカーとの競争に打ち勝つため、ブランドの原点に目を向けている。

10月12日に開幕したパリ・モーターショーで、ジープ欧州部門の責任者であるグザヴィエ・プジョー氏は、ウィリスを今後の「注力すべき重要課題」と位置づけ、いくつかある「新しいアイデア」の1つとして紹介した。

ジープはパリ・モーターショーで『ウィリス』の復活について言及した。
ジープはパリ・モーターショーで『ウィリス』の復活について言及した。    AUTOCAR

ただし、計画はまだ初期段階にある。プジョー氏は「具体的な発売については現時点で確定していません」と述べ、現在の製品戦略「Road to 2030」が完了した後のプロジェクトであることを示唆した。

同氏によると、2030年までに新型『レネゲード』が「市場投入」され、また「ウィリスに関する構想も確定する」という。

新型ウィリスの詳細については明らかではないが、プジョー氏は『アベンジャー』のようなBセグメント車について記者に問われた際に、ウィリスに言及した。さらに、欧州市場に次々と参入する中国メーカーに対抗するうえで「オリジナルの価値」が鍵となり、ウィリスは「切り札」になるだろうと付け加えた。

新型レネゲードなど6車種を展開

ウィリスに先立ち、ジープは新型レネゲードを筆頭に、欧州で6車種の新型車を発売する予定だ。新型レネゲードは今後導入されるSTLA Oneプラットフォームをベースとし、大きな販売目標を掲げている。プジョー氏は、初代レネゲードが2014年以降61万台の販売を達成したと述べた。

ジープは、これら6車種の新型車により、2030年までにSUVセグメントの90%をカバーすることを目指している。

ジープ・レネゲード
ジープ・レネゲード

プジョー氏はまた、『リコン』(実質的にEV版のラングラー)が来年、欧州で発売されることも明らかにした。ただし、英国での発売は予定されていない。

記事に関わった人々

  • 執筆

    チャーリー・マーティン

    Charlie Martin

    役職:編集アシスタント
    2022年よりAUTOCARに加わり、ニュースデスクの一員として、新車発表や業界イベントの報道において重要な役割を担っている。印刷版やオンライン版の記事を執筆し、暇さえあればフィアット・パンダ100HP の故障について愚痴をこぼしている。産業界や社会問題に関するテーマを得意とする。これまで運転した中で最高のクルマはアルピーヌ A110 GTだが、自分には手が出せない価格であることが唯一の不満。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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