ポルシェ、内燃機関搭載の新型『マカン』開発中 アウディQ5と同じプラットフォーム使用 CEOは「当面の優先事項」と位置づけ

公開 : 2026.10.22 07:45

ポルシェは内燃機関搭載の新型『マカン』を開発を進めており、欧州で目撃されたプロトタイプからそのデザインが見えてきました。きょうだい車であるアウディQ5よりも低く、ワイドなスタンスになることがうかがえます。

新世代マカンのデザインが見えてきた

ポルシェの内燃機関搭載『マカン』の後継車の姿が徐々に明らかになりつつある。その外観は、きょうだい車であるアウディQ5よりもかなりアグレッシブなものになる見込みだ。

新戦略『Sportswagenschmeide 35』の一環として、ポルシェは新型マカンを2028年に投入し、マカン・エレクトリックと並行して販売することを明らかにした。

ポルシェ・マカン(従来型)
ポルシェ・マカン(従来型)

このモデルは、アウディQ5と同じプレミアム・プラットフォーム・コンバッション(PPC)をベースとする。しかし、欧州で新たに目撃されたプロトタイプでは、ワイドフェンダーや大型フロントグリルなど、Q5とは異なるデザイン要素がいくつか確認できる。

プロトタイプに施された黒い塗装は、ポルシェ独自のものだ。ポルシェは、現行の『カイエン・エレクトリック』や『マカン・エレクトリック』、そしてまもなく登場する『718ボクスター・エレクトリック』など、すべてのプロトタイプに黒の塗装を採用している。

ホイールアーチ周辺やアンダートレイには発泡スチロールのブロックが取り付けられていたが、これは実走行条件下での最低地上高を確認するためのものだ。こうした要素から、マカンの車体はQ5よりも低く、ワイドになることが示唆されており、それに伴い優れた走行性能が期待される。

ポルシェの広報担当者は、この新しいプロトタイプの目撃情報についてコメントを控えた。

販売の主力となる人気SUV

新型マカンの最終的なデザインはまだ明かされていないが、ポルシェの新デザイン責任者トビアス・ズールマン氏は最近、マカン・エレクトリックとは一線を画すものになると示唆している。

「まず第一に、ポルシェらしくあるべきです。それがわたしにとっての全体的な目標です。『魚雷型フェンダー』については、SUVにも反映するべきです。EVとI内燃機関車では技術的な要件が異なるため、技術的要素と照らし合わせながら設計する必要があります」とズールマン氏は述べていた。

新型マカンとプラットフォームを共有するアウディQ5。
新型マカンとプラットフォームを共有するアウディQ5。

ポルシェのCEOであるマイケル・ライターズ氏は最近、新型マカンを「当面の優先事項」の1つと位置付けている。

前世代の内燃機関搭載マカンの生産は7月に終了したが、今年の第3四半期においても、EVモデルを上回る販売台数を記録した(内燃機関が2万7996台、EVが2万3029台)。同期間におけるマカンシリーズの総販売台数は5万1025台で、2025年第3四半期と比較して21%の減少となった。

新しい戦略において、ポルシェは「量より質」を掲げ、より少ない台数からより大きな利益を得ることを目指している。

その鍵となるのが、カスタマイズ性の向上だ。これにより1台あたりの平均販売価格が上昇する。ベントレーやロールス・ロイスをはじめとする他の高級車ブランドも、同様の戦略により大きな成果を上げている。

記事に関わった人々

  • 執筆

    チャーリー・マーティン

    Charlie Martin

    役職:編集アシスタント
    2022年よりAUTOCARに加わり、ニュースデスクの一員として、新車発表や業界イベントの報道において重要な役割を担っている。印刷版やオンライン版の記事を執筆し、暇さえあればフィアット・パンダ100HP の故障について愚痴をこぼしている。産業界や社会問題に関するテーマを得意とする。これまで運転した中で最高のクルマはアルピーヌ A110 GTだが、自分には手が出せない価格であることが唯一の不満。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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