2025年ポルシェ新車販売は前年10%減も「予想どおり」 911は過去最高更新 戦略は価値重視【日本は新記録の9767台販売】
公開 : 2026.01.24 07:05
ポルシェは2025年に世界で合計27万9449台の新車を販売しました。これは前年の31万718台を10%下まわりますが、『価値重視のモデル構成を最優先課題としている』ためです。データの中身をチェックします。
世界で27万9449台の新車を販売
1月19日、ポルシェは2025年に世界で合計27万9449台の新車を販売したと発表した。前年の31万718台を10%下まわるが、これは『価値重視のモデル構成を最優先課題としている』ためだ。
ポルシェAGのセールスおよびマーケティング担当取締役のマティアス・ベッカー氏は、以下のようにコメントしている。

「記録的な年が数年続いた後、2025年の販売台数は前年を下まわりました。これは当社の予想どおりであり、718とマカンの内燃エンジン搭載モデルの供給ギャップ、中国における高級車需要の継続的な低迷、そして当社の価値重視の供給管理によるものです。
2025年には、Tハイブリッドを搭載した911ターボSをはじめとする卓越したモデルでお客様にご満足いただけました。2025年末に発売されたカイエン・エレクトリックへの反響も、ポルシェが革新的で高性能な製品でお客様の期待に応えていることを示しています」
北米の販売台数は8万6229台(ほぼ前年同数)で、前年に続き最大の販売地域になっている。2024年に記録的な販売台数を達成した海外および新興市場でも前年とほぼ同水準を維持し、5万4974台(前年1%減)を販売した。
ドイツ以外の欧州では6万6340台(前年13%減)、ドイツでは2万9968台(前年16%減)を販売。減少の理由は、EUのサイバーセキュリティ規制の影響により、内燃エンジン搭載の718およびマカンの供給減少が挙げられる。
中国では、4万1938台が販売された(前年26%減)。減少の主な理由は、高級車セグメントにおける厳しい市場環境、特にフル電動車市場での激しい競争によるものだ。
全世界で販売されるポルシェのうち34.4%が電動化
ドライブトレインは、全世界で販売されるポルシェのうち34.4%が電動化され(前年7.4%増)、そのうち22.2%がフル電動車、12.1%がプラグインハイブリッド車となる。
電動車の販売シェアは欧州で57.9%となり、初めて純粋な内燃エンジン搭載モデルを上まわった。パナメーラとカイエンは、プラグインハイブリッドモデルが欧州での販売台数の大半を占めているという。

なお、ポルシェ・ジャパンによれば、日本国内における2025年ポルシェ新規登録台数は、過去最高の9767台(前年5.1%増)を記録した(台数は日本自動車輸入組合調べ)。増加の主な要因は、新型マカン・エレクトリックの販売開始に加え、2024年にモデルチェンジしたポルシェ911、タイカン、パナメーラが通年寄与したことが挙げられる。
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