44位 – ランドローバー・ディスカバリー

とうの昔に忘れ去られてもおかしくない年式だが、何かを引っぱったり、オフロードに飛びこんだり、子どもたちを送迎するには打ってつけなのは変わらない。遅いし燃費も悪いのに、ほかにない個性を内包している。

43位 – シトロエンC4ピカソ

ミドル・サイズの7シーターMPVならば、こちらがベスト。フューチャリスティックな外観とスター・ウォーズ世代のためのインテリアは、使い勝手を両立した好例。シトロエンのなかでもっともシトロエンらしくもある。

42位 – フォルクスワーゲンUp!

従来のエンジニアリング技術が、どれほどの発展性をもっていたかを体現しているのがこのクルマ。ルノー・トゥインゴやスマートのような飛び道具感とは無縁だが、やるべくことをきちんとした実直なコミューターだ。

41位 – アストン マーティンV12ヴァンテージS

モダン・アストン マーティンのなかで、V12ヴァンテージSをわれわれが好む理由は、極めてシンプルかつピュアで底知れぬ楽しさがあるから。美しさの向こう側にある熱情は、人の五感を魅了する。

40位 – アウディRS6アバント

RS6は時代と逆行する手法で、カテゴリーのトップに君臨してつづける。コーナーでの安定感と楽しさもまたこのクルマの魅力。ハイ・パフォーマンス・アウディが軒並み優れていることも、RS6が保証する。