【新型三菱パジェロを深掘り:デザイナー編】街中でも初代のモダニティは継承! 使いやすさと機能美を両立した『ジャパン・クオリティ』
公開 : 2026.10.30 11:45
10月29日、三菱は同社のブランドを象徴するフラッグシップモデルとなるクロスカントリーSUV、新型『パジェロ』を12月17日より販売開始すると発表しました。ここではデザイナーのコメントを元に、篠原政明が深掘りします。
フロントフェンダーまわりにパジェロを直感
10月29日、三菱のフラッグシップSUV『新型パジェロ』の日本仕様が満を持して発表された。これに先がけてメディアに向けて行われた事前取材会で、三菱自動車工業(以下、三菱)デザイン本部プログラムデザインダイレクターの吉峰典彦氏から、新型パジェロについて詳しく伺ったので紹介しよう。
新型パジェロのワールドプレミアで初めて実車を見たとき、筆者はフロントフェンダーまわりの力強さに「パジェロだ」と直感した。実際、このあたりはデザイナーも意識した部分だという。

他のSUVとは違う、FRベースの短いオーバーハングで分厚いボディが水平に突き抜けているところがパジェロらしく思えたのは、デザイナーの意図したところだった。
初代パジェロが登場した当時のクロスカントリー4WDは、どちらかといえば働くクルマをオマージュしたデザインだった。だがパジェロは、初代から街中でも似合うスタイリッシュさを求めたスタイルとした。そして新型でも、そんなパジェロのモダニティを継承しながら進化させたデザインを目指した。
懐かしさよりも先進性を重視したTシェイプランプ
従来までのパジェロと大きく違うのは、顔つきだろう。
三菱らしいクロスカントリー4WDの新しい様式美を創りたいと、アセアン仕様の三菱車で新しいアイコンとなっているTシェイプランプを採用。さらに新しいアニメーションやフィーチャーを加えた。

ただし、決定までに社内で議論があった。これまでの丸型ヘッドランプをモチーフにする案もあったが、これは他社でも多く採用している。そこでTシェイプでも機能性を考えてヘッドランプは内側で奥目にし、ラフロードなどで障害物に当たらないようにするなどパジェロらしさを考慮。懐かしさよりも先進性も重視したTシェイプランプに決定した。
また、Tシェイプランプは、車両のロックおよびアンロックでLEDがアニメーションを展開するのだが、LEDの発光は細いため、太く均一に面発光させるのは難しい。そこで、LEDの数やランプ裏側のリフレクターなどによる拡散を工夫して、太くしっかりと見せている。
フラッグシップSUVならではの質感の高さ
撮影のため室内に乗り込んでみると、ドアハンドルのニーレストやアッパーグローブボックスに本革を採用するなど、フラッグシップSUVならではの質感の高さが感じられた。
触れる部分には厚めの素材を採用し、触れた時の上質感にこだわって各所で作り込んだという。

目の前に展開する14.3インチのメーターとディスプレイは、派手さよりも見やすさを重視。例えばメーター文字の大きさは、どんな人にも見やすいよう少し大きめにした。
これは見た目重視のデザイナーと機能性重視の開発側で意見が分かれたが、最終的にはスタイリッシュで視認性の高いサイズに落ちついたという。



























































































