BMW i3に新開発バッテリー搭載へ

公開 : 2016.05.02 22:40  更新 : 2017.06.01 01:32

BMW i3に、新型バッテリー搭載のオプションが7月から用意される。これにより航続距離は現在の128km〜161kmから、313kmへ拡大することになる。

また、i3レンジ・エクステンダーには、サムソンのリチウム・イオン・バッテリーが採用され、ガソリン満タンとバッテリー満充電の条件で、最大444kmの航続が可能になる。

ただし、BMWは、エアコンの使用を加味した現実的な航続距離は、i3で201kmと説明。i3レンジ・エクステンダーについては具体的な距離を明らかにしていない。

新型は、補助金の£4500(約70万円)を差し引いても、i3が£27,830(約433万円)、同レンジ・エクステンダーが£30,980(約482万円)と、いずれも値上がりとなる

新たなバッテリーは従来品より50kgの重量増となり、これが加速のスペックに影響を与える。0-100km/h加速は、i3が7.3秒(現行モデル比+01秒)、同レンジ・エクステンダーが8.1秒(現行モデル比+0.2秒)だ。

また、従来型に比べて新型バッテリーの容量は11kWh多い、33kWhとなる。

さらに11kW化されたハイパワーの新充電システムにより、満充電に要する時間は2時間45分。これは、7.4kWで行う現行型と同じ充電時間である。

標準タイプ(2.8kW)の充電システム利用時は、これがi3で10時間、同レンジ・エクステンダーで8時間となる。

BMWによると、新しいバッテリーは電解質材料の密度を高めた96個のセルによって構成され、これによりバッテリー容量の向上に成功したという。


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