BMW 118d スタイル

公開 : 2016.06.14 23:50  更新 : 2017.05.23 10:23

■どんなクルマ?

最も魅力的なハッチバック。BMW1シリーズはごく端的に、こう表現できる。スタイリング的にはロングフードが特徴。そこにエンジンが入っていることを主張する、“エンジン・メーカー” BMWらしいかたちだ。乗ってみると、実際に、エンジンの存在感が強い。新世代2ℓディーゼル・エンジンを搭載したBMW118dも例外でない。1シリーズ・ハッチバックのいい見本だ。期待を絶対裏切らない、というか予想を上回る出来である。

ガソリン・エンジンの118iより21万円高におさえられた118d(365万円)。搭載されるのは、2ℓ4気筒ディーゼル・ユニット。1シリーズでは初めてのディーゼル・エンジンとなる。320dと同様、基本設計は同じで3気筒、4気筒、6気筒が作られるモジュラー・タイプの新エンジンだ。

2015年5月にマイナーチェンジを受けた1シリーズは1.5ℓ3気筒という(やはり)新世代のモジュラー・ガソリン・エンジン搭載の118iなど、乗るに値するすぐれたモデルをラインナップに持っていた。小排気量の3気筒についでディーゼル。ひと昔前ならダウングレード化の見本のような方向だが、しかしこうなっても1シリーズの魅力は衰えないのだ。

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