「ポールスターを高性能EVのブランドへ」 ボルボCEOが語る

公開 : 2017.03.07 16:44  更新 : 2017.06.01 00:28

ボルボXC90およびXC60に、ポールスターによるエレクトリック・カスタムを適用か。第1弾は、本年後半に登場予定。

ボルボは、ポールスター・ブランドを高性能エレクトリックカーのメーカーに再編しようとしている。

2015年にボルボの100%子会社となったポールスター。かつては、ハイパフォーマンス・ボルボ、レースシーンで活躍するボルボ、というイメージを築いてきた。

ボルボCEOの思惑は? ポールスターをEVブランドに

このブランドを、プラグイン・ハイブリッドやオール・エレクトリック・ビークルのメーカーに生まれ変わらせるプロジェクトが進んでいる。ボルボのCEOであるハカン・サミュエルソンは、「もっとも可能性があるのはXC60といったSUVモデルですね。そうしたモデルにポールスターが手を加えます」とAUTOCARに語ってくれた。

「ポールスターは、プログレッシブ・プレミアムネスと電動化に邁進すべきなのです」

つまり今後5年ほどの間に、人々はプレミアム・パフォーマンスカーに関心を持つようになり、それにはエレクトリック・パワーがふさわしいと考えているのだという。

「ポールスターはガソリン車のブランドから、エレクトリックカーにシフトすべきです」とハカン。ポールスターは、新たな電動技術とコネクティビティをボルボ車に導入するための試金石になるのだという。

ボルボとの関係は継続 第1弾はSUVモデルに

ボルボは一時期、ポールスター・ブランドでフォーミュラEへ参戦することを検討していた。しかし今後も、あくまでサブブランドという位置づけに変わりはなく、メルセデス-AMGのように分離はしない予定である。

ボルボ本体も、エレクトリック・モデルを2019年にローンチする予定で、その航続可能距離は500kmを超える計画だ。これは、XC60やXC90といったSUVモデルの派生車種として登場する可能性がもっとも高い。

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