目を疑うアナザー・ワールド感 ジャガーI-PACE テスト車両が斬新!

公開 : 2017.04.03 20:21  更新 : 2017.06.01 00:25

ジャガーI-PACEの開発車両が、撮影されました。このカラーリング、なんだか分かりますか?

ジャガーI-PACEのテスト車両が、コベントリーのジャガー・ランドローバー本部のそばで撮影された。そのカラーリングは、このブランドのフォーミュラEチームのスタイリング・デザインである。

ジャガー初のEVモデルであるI-PACEは、昨年11月のロサンゼルス・モーターショーで公開され、その価格などはまだアナウンスされていない。にもかかわらず、350台のオーダーをデポジットと共に確保しているという。

価格はF-PACEの10%から20%アップ

最終的なプロダクション・モデルは、今年の後半まで明らかにされない予定だが、気の早い顧客が350人ほどいて、既にデポジットを収めているという。

価格はF-PACEの10%から20%アップと予測されており、£60,000(840万円)程度となろう。しかし、ジャガーはその価格に関しては固く口を閉ざしたままだ。

I-PACEは、ジャガーの81年の歴史の中で、最もラディカルなモデルである。モーター駆動の電動SUVであるI-PACEの生産は、12ヶ月後から生産が開始される予定だという。

ジャガーはこのI-PACEについて、広大で、スポーティで実用的なパフォーマンスSUVとアナウンスしている。そして、そのデザインは、F-PACEとほぼ同一かという予測もあったが、そうではなく独自のデザインが与えられた。また、EVによる4輪駆動だが、そのパフォーマンスはリア・ホイール駆動のF-タイプRを凌ぐものとアナウンスされている。

アーキテクチャーは「エレクトリック・スケートボード」

I-PACEは、EV用の新しいアーキテクチャを採用。これは、エレクトリック・スケートボードというあだ名が付けられ、既に生産に移行する準備がされているという。その基本は現行のジャガーと同様、アルミニウムを主体としたものだ。バッテリー・パックのハウジングは材料からJLR製で、ボディ・ストラクチャの一部をなす構造である。

駆動力は、2つの同期型永久磁石モーターによるもので、前後それぞれのアクスルに1個ずつ搭載する。組み合わせられるトランスミッションはシングルスピードだ。当然ながらモーターは、2本のアクスルの間で、トルクを即座にコントロールする。

モーターの出力は、1基あたり200ps。合計で400ps、トルクは71.5kg−mだ。パフォーマンスは、0-96km/h加速が4.0秒だとアナウンスされている。


▶海外初試乗 / ジャガーI-PACE、ジュネーブでコンセプトを初試乗 価格未定も2018年には発売か

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