ヨークシャーからル・マンへ ジネッタの野望、ファクトリー訪問で明らかに

公開 : 2017.09.23 18:40  更新 : 2017.12.14 12:31

目指すはル・マン制覇

ローレンス・トムリンソンによると、2018年のル・マンでイギリスに勝利を持ち帰ると期待されているジネッタの新型LMP1レースカーの開発は、10月に行われる初のサーキット・テストに向け、順調に開発が進んでいる。


「世界最速の市販レーシングカー」と称されるこのクルマは、シャシーとボディがすべてカーボンファイバー製。リーズにあるジネッタのデザイナー達を中心に、ウイリアムズ・アドバンスト・エンジニアリングが風洞テストを、エイドリアン・レイナードが熱流体解析を担当するという、共同作業によって造られている。

2台体制の3つのプライベート・チームが、LMP1ジネッタで来年のレースを戦う見込みであるという。ジネッタの試みは、トムリンソンが主張する、最高位クラスにおける競争の難易度の是正を具体化したものである。

ハイブリッド・パワートレインで速さは手に入れることができるが、同時にその複雑な成り立ちに翻弄されることにもなる。ジネッタは、800psを発揮するメカクローム製3.4ℓV6エンジンを搭載するが、これは国際フォーミュラレースで実績のあるユニットだ。

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