昭和のくるま大集合2018 Vol.15—ネオクラも存在感

2018.4.15

関東のクルマ好きの間で春の風物詩になっている『昭和のくるま大集合』が開催されました。今回で第15回目を数えるこのイベントは、その名のとおり昭和に作られたクルマたちが主役で、憧れのクルマ、懐かしのクルマたちが一堂に並びました。

text & photo:Hidenori Takakuwa (高桑秀典)

昭和のくるまのためのイベント

「昭和のくるま大集合」というイベント名からも分かるように、旧車愛好家クラブ バックヤードつくばのメンバーらを中心とした実行委員会が運営しているヒストリックカー・ミーティング。昭和が終わりを告げた1989年までに生産された国産車、外国車、3輪車、2輪車、そして、主催者が認めた車両を参加資格としている。真の愛好家に向けたイベントだけに、違法改造車や仮ナンバー車、車検が切れたクルマの参加は許されない。

毎回タイムスケジュールがゆったりしており、ソロでもファミリーでも各々のペースで楽しめる点を特徴としているが、それは当イベントがそもそも地元の夏祭りにバックヤードつくばのメンバーが愛用している旧車を展示したこと発端としているからだ。

現在はサテライト水戸大駐車場で開催

2004年から土浦駅前を会場とし、たくさんの人に旧車の魅力を知ってもらうという形態にて第6回目まで開催され、その後、新治ショッピングセンター さん・あぴお大駐車場に会場を移した。回を重ねるごとに発展し、いまでは戦前のブガッティから日本の発展を全力で支え続けた懐かしい商用車に至るまでの「昭和のくるま 200台が一堂に会する」というビッグ・イベントへと成長したのであった。

4年前から会場をサテライト水戸(競輪の場外車券売場)の大駐車場に移して今回に至っているが、個人による車両展示+スワップミートおよびプロショップによるオートジャンブル・コーナーが充実するなど、新会場になってからも大いに盛り上がっている。

今回はあいにくの雨ながら150台が参加

今年は初参加となる車両が60台もいた。会場が水戸に移ってから減少していた、東京、神奈川からの参加者が増えたという。ちなみに、3年連続となる生憎の天候となり、残念なことに50台近くが参加をキャンセルしたが、それでも150台ほどが一堂に会したので会場の熱気は昨年までと同じだった。

’80年代に生産されたクルマも参加OKとしている『昭和のくるま大集合』は、これからも旧車フリークとネオクラシック・ファンが気軽に楽しめるイベントとして注目されていくだろう。

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