緊急自動ブレーキシステム 路上での過信は禁物 すべてはプログラム次第

公開 : 2018.07.07 12:10  更新 : 2018.07.07 14:29

システムの出来はプログラムで決まる?

Moshon Dataのスティーブ・ボイルによれば、緊急自動ブレーキの開発における重要な問題として、一部の開発者は、障害物検知よりも、障害物の分類に重きを置いているということだ。

多くのシステムには、「障害物」のデータベースがあり、これによって車両は検出と停止を行うようにプログラムされている。もし、ある障害物がシステムに登録されていない場合、当該の障害物に対して、例えセンサーが検出したとしても、車両が停止することはない。

「すべての障害物を停止対象として登録すれば良いと思うかも知れませんが、そう簡単な話ではないのです」とボイルはいう。「登録しなければならない障害物は大量にあるのですから」

今年の3月、ウーバーのテスト車両が自動運転中に、自転車を押していた歩行者をはねて死亡させてしまった事故をボイルは引合いに出す。この事故については、現在も米国の安全担当当局が調査中だが、ボルボXC90にウーバーが搭載していた分類システムは、歩行者を認識していなかったと言われている。

「この女性がテスト車両にはねられた原因のひとつは、彼女が自転車を押していたために、障害物として認識されなかったことにあるのかも知れません。つまり、障害物を検出した後に、システムがどの様に作動するかが問題であり、結局は人間がつくるプログラムにかかっているのです」

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