航続距離906kmの衝撃 新型『BMW iX3』徹底解説(前編) 次世代コンセプト『ノイエクラッセ』第一弾モデル
公開 : 2026.07.27 11:45
7月22日、新型『BMW iX3』が日本で発売されました。『ノイエクラッセ』と呼ばれる、次世代コンセプトEV用アーキテクチャーで開発された最初のモデルです。あまりに多い情報量を前編後編に分けて、上野和秀が解説します。
もくじ
ー中村敬斗選手をBMWブランドフレンドに任命
ー【スタイリング】ノイエクラッセを体現
ー【パワートレイン】BMW 初の誘導モーターを前輪に採用
ー【バッテリー】セルトゥパック採用などで航続距離は906km実現
中村敬斗選手をBMWブランドフレンドに任命
プレミアムコンパクトSUVである『BMW iX3』がフルモデルチェンジし、日本で発売された。『ノイエクラッセ』と呼ばれる次世代コンセプトEV用アーキテクチャーで開発された最初のモデルとなる。
ノイエクラッセ(Neue Klasse)はドイツ語で『新しいクラス』を意味し、新時代の中型セダンとして1961年に発表された『BMW 1500』を指す。優れた走行性能と実用性を兼ね備えたスポーティなセダンという新たな市場を切り拓き、経営危機に直面していたBMWを救うとともに、現代の隆盛に至る起源となったモデルである。

現代のノイエクラッセは、BMWの新たな時代を切り拓く象徴として位置づけられている。その第1弾として送り出されたのが新型iX3だ。
新たなデザイン言語によるモダンかつ色褪せない造形に始まり、第6世代BMW eドライブテクノロジーと革新的なバッテリー採用による906kmの航続距離を誇り、前輪と後輪に電気モーターを備える電動4輪駆動モデルとなる。社内コードは旧型の『G-08』に対し、新型で『NA5』が与えられている。
インテリアでは、BMWオペレーティングシステムXをベースとしたBMWパノラミックiDrive が、ノイエクラッセであることを主張。さらには最先端の運転支援システムとドライビングアシストを標準装備する。
今回発表会にはBMWブランドフレンドに任命された、フランスで活躍するプロサッカー選手でBMWオーナーでもある中村敬斗選手が姿を見せて、場を盛り上げてくれた。
【スタイリング】ノイエクラッセを体現
新たなデザイン言語となるノイエクラッセ・デザインでまとめられている新型iX3。BMWらしいフォルムを継承しながらSUVならではの存在感と実用性を兼ね備え、Cd値は0.24を達成している。
新型iX3を一見して気付くのが、控えめなキドニーグリルだろう。ここは元祖ノイエクラッセを意識し、往年のBMW 1500のイメージを受け継いでいる部分だ。

さらにはフロントエンド上部も逆スラントデザインとされ、LEDヘッドライトの配置も1960年代のノイエクラッセを現代的に再解釈。発光するキドニーグリルやライトの演出により、昼夜を問わず高い存在感を発揮する。
BEVのためキドニーグリルに開口部はない。ロワーグリルは開閉式で、エアコン使用時は冷却のため開くが、使わない時は流気を整えるために閉じられる。
ボディサイズは全長4780mm、全幅1895mm、全高1635mmなり、旧型から全長40mm、全幅5mm拡大されたが、全高は35mm低められている。












































































































