プジョー508 SW ワゴン復権なるか? 新世代i-Cockpit採用

公開 : 2018.06.07 17:25

ワゴン好きに嬉しいニュース。「プジョー508 SW」新型が、欧州で発表されました。ステアリングの位置が変わった新世代i-Cockpitにも注目。画像13枚でご紹介します。

もくじ

SUV全盛の時代 508 SW新型導入
新世代i-Cockpit ドイツ勢に負けぬ質感
3つのエンジン 電動モデルも登場

SUV全盛の時代 508 SW新型導入

プジョーが発表した新型モデル、「プジョー508 SW」。SUVに目を向けているような、デザイン感度の高い客層も魅了するスタイリッシュな外観が特徴だ。

フランス・ベリジーのプジョー・デザイン・センターで、508プロダクト・マネージャーのベルナード・ヘッセと新型508 SWについて話す機会を得た。ヘッセは、SWは508シリーズの販売台数の60%から65%を占めると予想されており、セダンに比べ実用性だけでなくデザイン的にもかなり優位に立っていると述べた。

「われわれはメルセデスなどの競合モデルを検証しました。例えばCLAやCLSシューティングブレークは、(デザインの面で)非常に興味深い存在です。ですからわれわれは、508のプラットフォームであるEMP2の開発がスタートした当初から、SWにはもっとダイナミックなルックスを与えることにしたのです」


新型SWの張り詰めたようなプロポーションは、従来型比で全長が60mm、全高が50mm短縮されている。ラゲッジスペースは、トノカバー装着時に530ℓ(同30ℓ減)で、最大荷室容量は最大1780ℓまで拡大。フォルクスワーゲンパサートと同等であり、ヴォグゾール・インシグニア・スポーツツアラーよりも115ℓ大きい数値となる。

積み下ろし時に擦り傷などがつかないよう、トランクシルにはステンレスが用いられた。実用性にも抜かりはなく、テールゲートは電動で、リアシート収納時にはトランクのフロアはほぼフラットになる。

508 SWは、ファストバック車の508と、テールライト、リアバンパー、クロームのテールパイプなどを共有する。フロントエンドは、突き出たボンネットの真下にカーブしたグリルを配置。その両脇にはLEDヘッドライトが睨みを利かせている。
 

関連テーマ

おすすめ記事