ガルウイングモデル17選 何台知っている? つねに注目のまと 前編

公開 : 2019.05.05 05:50

シヴァ160(1971年)

シヴァ160の計画には、英国自動車業界が誇るスペシャリストたちが関与しており、なかでも主要な役割を果たしたのは、ガルウイングドアを採用したデザイナーのネビル・トリケットだ。

彼は、ジェム・マーシュからマーコスの新型モデルをデザインするよう依頼を受けたものの、マーシュはヒルマン・インプをベースとすることに賛成ではなかったため、Janspeedのボスだった、ジャン・オドーアがこのクルマの誕生を手助けすることとなった。

量産が始まったとき、シヴァ160のベースはフォルクスワーゲンビートルに変更されており、生産コスト低減には寄与したものの、ドライビングプレジャーでは物足りないモデルだった。

そのため、このクルマは当時最高のスペシャリストが協力して作り上げたモデルのひとつだったが、その生産台数はわずか12台に留まる。

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