【どんなクルマが、どこで売れている?】世界の市場 カテゴリー別新車販売実績 2020年はどんな年に?

2020.05.30

グループ販売台数:世界最大の自動車グループは?

フォルクスワーゲングループではすべてのブランドからさまざまな新型SUVモデルを投入することで、2019年の世界販売トップの座を維持することに成功している。

だが、トヨタとのし烈な首位争いに直面しており、過去20年に渡って育んできたハイブリッド技術がようやく市場に受入れられつつあることで、2019年、トヨタはトップ10社のなかで唯一となる販売増を記録している。

テスラの当たり年
テスラの当たり年

「最新のカローラとRAV4がこの販売増に貢献するとともに、ハイブリッドモデルも引き続き売り上げを伸ばしています」と、ムニョスは話す。

テスラの当たり年

2019年、テスラは世界EV市場で23%のシェアを獲得することに成功している。

米国市場が彼らの全販売台数の52%を占めており、それに続くのが欧州と中国だ。

「将来的にはより多くの電動SUVが登場するなかで、モデル3がその高い人気を維持できるかどうかに注目です」と、ムニョスは言う。

「モデル3はサルーンであり、サルーンはいまSUVに市場を侵食されているのです」

スポーツカー:911の強さは変わらず

常に新鮮さを失わないポルシェ911は8代目へとモデルチェンジしても、世界でもっとも売れているスポーツカーの地位を保つことに成功している。

確かに販売台数はわずかに減少したものの、これは991から992への世代交代が大きな理由だった。

ポルシェ911
ポルシェ911

第2位がシボレー・コルベットであり、同じくモデルチェンジの影響を受けることとなった。

新たなパフォーマンスモデルとなる2ドア(4ドアのグランクーペはこの数値には含まれない)の8シリーズがすぐに実績を上げたことは、BMWにとっては大きな喜びとなるだろう。

新型8シリーズが登場した結果、メルセデスAMG GTは第4位へと順位を落としている。

欧州市場:勝者と敗者

欧州市場ではテスラが最大の勝者であり、ポルシェやジャガー、アルファ・ロメオを上回るとともに、スマートに肉薄しており、この躍進のカギがモデル3の投入だった。

大衆車ブランドのダチアも、すでにモデル末期の小型車2台と新型ダスターという限られたラインナップしか持たないにもかかわらず検討している。

スペインとフランスではサンデロが最大の売れ筋モデルとなった一方、ダスターはイタリアでSUVのベストセラーの座を獲得している。

旧態全としたSUVラインナップによって、最大の負け組となったのが日産であり、より新しいライバルたちにシェアを奪われる形となった。

ジュークのモデルチェンジはもっと早く行われるべきだったのであり、キャシュカイも新たな厳しい戦いに直面している。

 

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