【個性派がマイナーチェンジ】ミニ・クーパーS 3ドアへ試乗 見た目や足回りを変更 前編

公開 : 2021.05.15 08:25

BMWが再解釈してから3代目に当たるミニが、リフレッシュ。強い個性と機敏な走りという魅力に変わりはないと、英国編集部は評価します。

もくじ

BMWがミニを再解釈してから20年
わかりやすい違いはフロントマスク
個性的な車内に最新のシステム

BMWがミニを再解釈してから20年

text:James Disdale(ジェームス・ディスデイル)
translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)

 
アレック・イシゴニスが設計したオリジナルのミニを、BMWが再解釈してから20年。3代目に当たるミニがリフレッシュを受けた。

英国のアイコンを進化させ再出発させるため、ドイツのメーカーはかなりの労力を投じてきた。その結果、見事な成功を勝ち取っている。1つのモデル名だったミニは世界的な認知を獲得し、モデルラインナップを有するブランドへ成長した。

ミニ・クーパーS 3ドア・スポーツ(英国仕様)
ミニ・クーパーS 3ドア・スポーツ(英国仕様)

カブリオレに小さなステーションワゴン、クロスオーバーなどが生み出され、近未来に合わせてプラグイン・ハイブリッド(PHEV)版や純EV版なども選べるようになっている。それでも、ラインナップの中心にあるのは、小さなハッチバックのミニだ。

シンプルな3ドアボディは、オリジナルのエッセンスを上手に昇華。今でも人気は高く、英国オックスフォード工場で生産されるミニのうち、約50%を占めている。

現在は第3世代に当たり、登場から6年が過ぎようとしている。そこで、コンバーチブルや5ドアとともに、モデル中期のリフレッシュが施された。内容は、全体的に小さな部分に限定されているけれど。

BMWグループは、2030年代前半までにミニを純EVブランドにすると発表したばかり。一方で、内燃エンジンを搭載した新しい次期モデルは、2025年の登場が予定されている。オールドスクールなミニを手に入れるチャンスは、10年くらいは残されている。

わかりやすい違いはフロントマスク

それでもリフレッシュを受けた3代目は、内燃エンジンを楽しめる最後の期間の、始まりを告げるクルマでもある。残された時間は長いようで短い。

3代目ミニでは、複数のエンジンやトリムグレードが選べることは従来どおり。同時にシンプルなミニが一番良い、という古くからの考えが当てはまる傾向も高い。

ミニ・クーパーS 3ドア・スポーツ(英国仕様)
ミニ・クーパーS 3ドア・スポーツ(英国仕様)

そこで英国編集部が試乗に選んだミニは、3ドアボディのクーパーS。歴史的に動的性能と価格との、最高のバランスを成り立たせてきたミニだ。

リフレッシュ内容を詳しく見ていくと、明確に変わったのがスタイリングの処理と、近年の傾向に沿ってインフォテインメント・システムまわり。フロントのワイドになったグリルや低い位置のバンパーが、わかりやすい違いだろう。

クーパーSとジョン・クーパー・ワークス(JCW)の場合、リアにも大きなディフューザーと、センター2本出しのマフラーが追加される。適度にアグレッシブな見た目に仕上がっていると思う。

ボディ塗装には、3種類の新色も用意された。コンバーチブルでは、ゼスティ・イエローという鮮やかな黄色も選べる。スポーティーなクーパーSとして、試乗車はピアノブラックのトリムで全体が引き締められている。

ヘッドライトのインナーやフロントグリル、ドアハンドル、エンブレム、燃料キャップなど、黒いアクセントがあちこちに散りばめられている。ドアミラー・カバーも黒だ。

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