【7年ぶり全面刷新】新型レクサスNX(2代目)世界初公開 フルモデルチェンジ車のサイズ/内装/デザイン

公開 : 2021.06.12 12:00  更新 : 2021.06.13 07:47

新型レクサスNX 内装

インテリアは、2019年に発表されたコンセプトカー「LF-30エレクトリファイド」で発表された「タズナ・コンセプト」に基づくコクピットが設計された。

これは人が馬を操るときに使う「手綱」に着想を得て、ステアリングスイッチとヘッドアップディスプレイを高度に連携させ、視線移動や煩雑なスイッチ操作をすることなく、ドライビングに集中しながら各機能の制御ができる空間を実現している。

新型レクサスNXの前席内装 内装色:ブラック&リッチクリーム(プロトタイプ)
新型レクサスNXの前席内装 内装色:ブラック&リッチクリーム(プロトタイプ)    レクサス

ドライバーとパッセンジャーには最適な車室が演出され、ヘッドアップディスプレイからメーターへ前後方向につながる情報表示系と、ヘッドアップディスプレイからセンターディスプレイにつながる操作系の構成が、運転中のスムーズな視線移動を実現。

また、スタートスイッチ、シフトレバー、ドライブモード・セレクト・スイッチなどをステアリング周辺の自然に手が届く場所に配置した。

ヘッドアップディスプレイとステアリングのタッチセンサースイッチを組み合わせた「タッチトレーサーオペレーション」は、手元を見ることなく視線を前方に置いたまま直感的に操作できる。さらに大型のタッチディスプレイの採用で多くの機能をディスプレイ内のソフトスイッチに集約し、直感的に操作できる配置・形状を追求している。

ステアリングも新開発で、これまで培ってきた握りやすく操作しやすい形状を継承しつつ、ホーンパッドの小型化やスポークデザインの変更でスポーティさを向上。シフトレバーはバイヤイヤ機能用を新開発し、しっとりとした触り心地や操作しやすい形状を追求している。

新型レクサスNX シャシー

シャシーは、GA-Kプラットフォームを進化。駆動力をしっかり受けとめるために、サスペンションメンバーなどに補強ブレース/補強パネルを追加し、カウル形状を見直し、板厚も上げている。

骨格の接合には、レーザースクリューウエルディングや構造用接着剤に加え、レーザーピーニング溶接技術を新開発し、現行型より約35%接着長を伸ばすことで接合強度を高めた。

新型レクサスNXの後席内装 内装色:ヘーゼル(プロトタイプ)
新型レクサスNXの後席内装 内装色:ヘーゼル(プロトタイプ)    レクサス

サスペンションも新開発で、フロントはマクファーソンストラット式、リアはトレーリングアーム式ダブルウイッシュボーン。新開発のダンパーは、摺動部品の変更で微低速の減衰力を確保している。

ホイールは、スタッドボルトとハブナット締結からハブボルト締結に変更。高剛性化とバネ下の軽量化により、すっきりとした手応えのある操舵フィールと質感の高い乗り心地に貢献する。

ステアリングにはレクサス初のバリアブルラックギアを採用し、高速域の安定性を保ちつつ、コーナリングでのクイックなレスポンスを両立させた。また、低速域での取り回しの良さにも寄与している。

ブレーキは人間工学に基づいて新形状のブレーキペダルパッドを開発。踏み替え/踏み込み操作のしやすさを追求している。さらにPHEVとHEVには、ペダル戻し減衰機構をレクサスで初採用し、ペダル抜き操作の動的質感を高めている。

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