【機敏なシャシー、活発なエンジン】ミニ・コンバーチブル(2) 長期テスト 乗り心地に不満

公開 : 2021.09.26 09:45

しばしば不快に感じる硬い乗り心地

そして、ミニ・コンバーチブルの乗り心地が、残念な気持ちを増長させてしまった。機敏な身のこなしは、引き締められたサスペンションのおかげだとはわかる。でも、しばしば不快にすら感じるほど硬い。

舗装の良くない場所では、ワダチや舗装の剥がれた場所を避けて走ろうと、意識が向かってしまう。友人はガタガタと揺さぶられ、お尻が浮いてしまう場面もあった。

ミニ・コンバーチブル・クーパーS エクスクルーシブ DCT(英国仕様)
ミニ・コンバーチブル・クーパーS エクスクルーシブ DCT(英国仕様)

表面がざらついた舗装では、絶え間なくロードノイズが響いてくる。少し欲張って、遠くを目指し過ぎたかもしれないと思うほど。オプションで選択できる調整式のスポーツ・サスペンションなら、少しは改善するのだろうか。

しかし、英国中部のピーク・ディストリクト国立公園での体験には感謝したい。それと、今回のドライブではミニが隠し持つ、「パーティーモード」の存在も知ることができた。

同行した友人は、ミニで働いていた過去がある。アンビエントライトの設定画面を開いて、ライトのスイッチを押し続けると、虹色のようにフェードしながらカラフルに点灯することを教えてくれた。

雨の夜の運転を、楽しい気分にしてくれる隠しコマンドのようだ。

テストデータ

気に入っているトコロ

アスリートな走り:敏捷なシャシーと心地いいステアリングの操作感が相まって、郊外の道では本当に運転が楽しい。

気に入らないトコロ

強すぎる揺れ:積極的に運転を楽しんでいる間は、硬い乗り心地は忘れてしまう。でも、市街地では本当に疲れると感じることもある。

テスト車について

モデル名:ミニ・コンバーチブル・クーパーS エクスクルーシブ DCT(英国仕様)
新車価格:2万9035ポンド(447万円)
テスト車の価格:3万5310ポンド(543万円)

テストの記録

燃費:15.3km/L
故障:なし
出費:なし

記事に関わった人々

  • 執筆

    クリス・カルマー

    Kris Culmer

    役職:主任副編集長
    AUTOCARのオンラインおよび印刷版で公開されるすべての記事の編集と事実確認を担当している。自動車業界に関する報道の経験は8年以上になる。ニュースやレビューも頻繁に寄稿しており、専門分野はモータースポーツ。F1ドライバーへの取材経験もある。また、歴史に強い関心を持ち、1895年まで遡る AUTOCAR誌 のアーカイブの管理も担当している。これまで運転した中で最高のクルマは、BMW M2。その他、スバルBRZ、トヨタGR86、マツダMX-5など、パワーに頼りすぎない軽量車も好き。
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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