2022年版 ドライブを最高に楽しめるコンバーチブル ベスト10 開放感が堪らない1台

公開 : 2022.07.23 18:05

9. アウディA5カブリオレ

アウディA5カブリオレは、楽しいとはいえ、決して五感をシビレさせるようなクルマではない。典型的な「運転するよりも所有する方が良い」というクルマだ。高速走行時には、遮音性に優れたルーフが外界からの騒音を遮断し、ボタン1つで、わずか15.0秒という速さでオープンにすることもできる。

ドライビングの楽しさは、そこそこ。魅力は、いまひとつ。しかし、これほどまでにリラックスして、気兼ねなく、オープントップのドライビングを楽しめるクルマは珍しいだろう。

アウディA5カブリオレ
アウディA5カブリオレ

10. ジープラングラー

コンバーチブルの記事になぜSUVが混入しているのか。ジープ・ラングラーは、市販4×4の中で唯一取り外し可能なルーフを持つオフローダーである。オープンエアのドライビング体験において、これ以上極端なものはない。「フリーダムトップ」と呼ばれる3ピースのルーフは、工具無しで簡単に外すことができる。

最高出力272psの2.0L直4ターボガソリンエンジンを搭載しており、3.6L V6は2021年に廃止となってしまった。標準は4ドアだが、ファッショナブルな2ドアモデルも限定的に販売されたので、街角での注目度を高めたい人は中古車市場を探してみるといいだろう。ドライビング・エクスペリエンスは少し荒削りではあるが、このクルマがいかにタフで高性能であるかを考えると、完全に市民権を得ており、毎日の使用を躊躇させるものではない。

ジープ・ラングラー
ジープ・ラングラー

ラングラーの楽しさに不足はない。唯一の問題は、それをどう使うかだ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    平成4年生まれ。テレビゲームで自動車の運転を覚えた名古屋人。ひょんなことから脱サラし、自動車メディアで翻訳記事を書くことに。無鉄砲にも令和5年から【自動車ライター】を名乗る。「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。イチゴとトマトとイクラが大好物。

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