大迫力の新デザイン採用! 高級感&スポーティ性アップ、アウディ改良新型「A3」 約585万円から欧州発売

公開 : 2024.04.22 06:05

アウディ「A3」の改良新型の欧州価格と仕様が明らかになった。内外装と装備を変更し、高級感とスポーティな印象を強めた。アウディ最新のライト技術も導入。ドイツでは3万5650ユーロ(約585万円)から。

デザイン一新、装備も充実化した新A3

ドイツの自動車メーカーであるアウディは、コンパクトモデル「A3」の改良新型の欧州向け価格を発表した。ドイツではA3スポーツバックで3万5650ユーロ(約585万円)から販売されている。

英国でも右ハンドル仕様の受注が開始されており、A3スポーツバックで3万2035ポンド(約615万円)から、A3セダンでは3万2600ポンド(約625万円)からとなる。

アウディA3スポーツバック
アウディA3スポーツバック    アウディ

改良新型A3には、LEDヘッドライト、電動スポーツシート、10.1インチのタッチスクリーン・インフォテインメント・システム、スマートフォンのワイヤレス充電器、音声コマンド機能が標準装備される。

その他、アウディのデジタルコックピット、前後パーキングセンサー、シートヒーター、3ゾーン・クライメートコントロールといった装備が初めて標準化された。

中間グレードの「Sライン」には、18インチホイール、アンビエントライト、フラットボトムのスポーツ・ステアリングホイール、Sライン専用デザイン、スポーツサスペンションが装備される。

「ブラック・エディション」には、19インチホイール、ファブリックのインテリアトリム、ブラックのエクステリアスタイリング・パックが追加される。

英国仕様では当初、1.5L 4気筒マイルドハイブリッド・ガソリンエンジンのA3 35 TFSIと、2.0L 4気筒ディーゼルのA3 35 TDIの2種類のパワートレインが用意されている。いずれも、最高出力150psと従来から変更はない。

今年後半には、改良型プラグインハイブリッド(PHEV)も登場する予定だ。

アウディ最新のライト技術も導入 個性を演出

今回の改良では、広範囲にわたってさまざまな変更が加えられている。内外装のリフレッシュ、新しい照明技術の導入、そしてスポーツモデルのS3の大幅パワーアップが目玉である。

エクステリアとしては、フロントの六角形グリルはワイドな形状となり、ロゴも上部から突き出るようなデザインに変更された。新しいサイドエアインテークと、車高を低く見せるスポイラーも装備されている。

アウディA3セダン
アウディA3セダン    アウディ

リアバンパーとリアディフューザーのデザインは、1990年代のスポーツワゴン「RS2アバント」にインスパイアされたものだという。

デイタイム・ランニング・ライトには4種類の「シグネチャー」が追加され、外観の印象を変えることができる。キーの施錠・解錠時には、シグネチャーごとに特徴的なグラフィックが表示される。

インテリアでは装備の充実化が図られた。全車にバーチャル・コクピットと3本スポークのステアリングホイールが採用されている。

センターコンソールにはアームレストが装備され、AT用のギアセレクターも小型化、エアコン吹出口の形状も刷新された。さらに、ドア、センターコンソール、カップホルダーなどの照明も見直された。

オプションのステレオシステムも新しくなり、従来のB&O製オーディオに代わってSonos製オーディオが採用されることになった。

インフォテインメント・システムは最新バージョンにアップグレードされている。

一部市場では、アダプティブ・クルーズ・コントロール、ハイビームアシスト、2ゾーン・クライメートコントロールなど、複数の機能をオンデマンドで追加提供する予定だ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジェームス・アトウッド

    James Attwood

    英国編集部ライター
  • 執筆

    ジャック・ウォリック

    Jack Warrick

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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