2014 室蘭クラシックカーコレクション

2014.09.15

text & photo:室蘭クラシックカーコレクション実行委員会

 
室蘭クラシックカーコレクションが今年も開催された。クラシックカー・旧車部門は1985年までの車両が参加でき、今回は120台が集まった。ユニーク部門は年式を問わずユニークで珍しい車両なら何でもOKで、今回はマリオカートが2台参加した。

当日は風もなく穏やかなイベント日和だった。会場隣の埠頭には豪華客船か入港していて、参加者たちは客船をバックに記念撮影をしていた。参加車両は室蘭近隣都市だけではなく、道内各地(札幌・旭川・富良野・日高・紋別)からエントリーがあった。なかには移動時間が5時間以上という参加車両も多くいた。また愛知県、埼玉県からの参加車もあり、イベント参加と北海道ツーリングを楽しまれたとのこと。来場者による投票コンテストは好評で、多くの投票(600 票)があった。

会場にはキッチンカーか並ぶフードコーナーや、クルマ・グッズやステッカー、ミニカーを販売するブースなども多数出店。キッズコーナーでは重機体験コーナーとミニ4WDのコースなどが大人気だった。ステージでは地元の室蘭工業大学同好会のジャズ演奏や、キッズ・ヒップホップ・パフォーマンスを行い、幅広い来場者に楽しんだ。

最後に退場パレードを行った。約200mほどだが、エンジン音や走行する姿を見られるチャンスだけに、多くの来場者が見送りながら撮影をしていた。オーナーも観客に手を振るなどの、微笑ましい光景があった。

  • 今年も室蘭フェリー埠頭の広大な駐車場を舞台に行われ、クラシックカー・旧車が120台が集まった。

  • パレードを行う日産セドリック・スペシャル・シックス、フィアット500F、フォルクスワーゲン・ビートル。

  • 室蘭クラシックカーコレクションには日本車から欧州車、アメリカ車と幅広いモデルが参加するのが特徴。

  • 1934年型のオールド・ダットサンも参加した。旧タイプのナンバー・プレートがそのまま残されている。

  • スバル360のスポーティ版として送り出されたヤングSも参加。ヘッドランプ・カバーと凹んだルーフが特徴。

  • 地元の室蘭で長らく暮らしてきたポルシェ911は、珍しいグリーンのボディカラーが特徴。

  • 初代ブルーバードの最終型となる1963年P311は、年季の入ったシングル・ナンバーがいい味を出していた。

  • ‘60〜70のマツダを代表するモデル3連発。キャロル、初代ルーチェ、カペラ・ロータリー・クーペが続く。

  • 誕生から59年も経過しているとは思えぬコンディションの1955年RS型トヨペット・クラウン。

  • 札5のシングル・ナンバーを保つ1970年日産セドリック・スペシャル・シックスは風格ある姿を披露。

  • 今や貴重な存在となったKP30パブリカも参加。オタマ型フェンダー・ミラーが健在なのがポイント。

  • イベントにお約束のスワップミートも行われ、貴重な絶版車用のパーツやアクセサリーなどが並んだ。

  • 特設ステージでは地元室蘭工業大学の同好会で活動するメンバーによるジャズ演奏が行われた。

  • 投票で日本車部門のトップとなり受賞された1968年マツダ・コスモ・スポーツ。

  • 輸入車部門では1969年フォルクスワーゲン・カルマンギア・クーペに栄冠が与えられた。

  • 事務局が選出する特別賞に選ばれたのは、素晴らしいコンディションの1967年ホンダS800が受賞。

  • もう1台の特別賞はイエローのボディカラーがまぶしい1972年ロータス・ヨーロッパ・スペシャル。

  • 2輪車部門のウイナーとなったのは、今も圧倒的な存在感を放つ1982年カワサキ・ポリス1000だった。

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