新型のスズキ・スイフトが、今までのスイフトと“違う路線”なワケ

公開 : 2023.12.06 10:36

売れるスペーシア/ソリオの傍らで…

したがって、限られたコストで内外装のデザインをリフレッシュさせ、安全&快適装備も充実させる。いまやコンパクト・ハッチといえども燃費が良いとか価格が安いというだけでは売れない。

毎日の安心と、クルマの楽しさを両立させるために、新開発の衝突被害軽減ブレーキ「デュアルセンサーブレーキサポートII」を全車に標準装備するなど、安全装備を充実させた。

新型スイフトの価格は172万7000円(XG/2WD)~233万2000円(ハイブリッドMZ/4WD)。写真はすべてハイブリッドMZ。
新型スイフトの価格は172万7000円(XG/2WD)~233万2000円(ハイブリッドMZ/4WD)。写真はすべてハイブリッドMZ。    山本佳吾

一部はオプションだが、ディスプレイオーディオやメモリーナビも設定。クルマがオペレーターやスマートフォンとつながる「スズキコネクト」にも対応するなど、従来型の不足していた点をカバーしている。

デザインと走りを進化させ、運転サポート機能なども充実させて、運転をより楽しく感じられるクルマを目指した新型スイフト。

トヨタヤリスアクア日産ノートホンダフィットマツダ2といったライバルひしめく激戦区は、この新型スイフトの登場で勢力図は変わるのだろうか。

そして、スイフトといえば、やはり「スイスポ」の新型も気になるところ。

小堀氏からは具体的な話は出なかったが、開発が進められているのは間違いない。新型スイフトよりも、どう走りとデザインを進化させるのか。こちらの登場も楽しみでならない。

記事に関わった人々

  • 執筆

    篠原政明

    Masaaki Shinohara

    1958年生まれ。某自動車雑誌出版社をめでたく? 卒業し、フリーランスのライター&エディターに。この業界に永くいるおかげで、現在は消滅したものを含めて、日本に導入されている全ブランドのクルマに乗ってきた……はず。クルマ以外の乗りものもけっこう好きで、飛行機や鉄道、さらには軍事モノにも興味があるらしい。RJC会員。
  • 撮影

    山本佳吾

    Keigo Yamamoto

    1975年大阪生まれ。阪神タイガースと鉄道とラリーが大好物。ちょっとだけ長い大学生活を経てフリーターに。日本初開催のWRC観戦をきっかけにカメラマンとなる。ここ数年はERCや欧州の国内選手権にまで手を出してしまい収拾がつかない模様。ラリー取材ついでの海外乗り鉄旅がもっぱらの楽しみ。格安航空券を見つけることが得意だが飛行機は苦手。

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