日産スカイライン、自動ブレーキを全グレードに標準装備化

2016.03.28

日産は、スカイラインの全グレードに、エマージェンシーブレーキ(自動ブレーキ)を始めとした、最先端の安全装備である全方位運転支援システムを標準化し、4月18日より発売すると発表した。

今回の一部仕様向上は、350GTハイブリッド、350GTフォー・ハイブリッド、200GT-tのグレードに、全方位運転支援システムを標準化したもの。

前方の安全支援については、衝突の危険がある場合にメーター内の警告灯とブザーでドライバーに衝突回避操作を促し、さらに、ドライバーが安全に減速できなかった場合には緊急ブレーキを作動させて、衝突を回避または衝突時の被害を軽減させる「エマージェンシーブレーキ(自動ブレーキ)」、自車から見えない2台前を走る車両の状況を検知し、減速が必要と判断した場合にディスプレイとブザーによる警報でドライバーに注意を促す「PFCW(前方衝突予測警告)」、高速道路などでの長距離ドライブ時にドライバーの疲労を低減する「インテリジェントクルーズコントロール」などを搭載。

側方の安全支援については、後側方にいる車両を検知し、インジケーターでドライバーに知らせる「BSW(後側方車両検知警報)」、後側方に車両がいるときのレーンチェンジについて、インジケーターとブザーで警報を発し、車両を元のレーンに戻す操作を支援する「BSI(後側方衝突防止支援システム)」を搭載している。

後方の安全支援については、バックで駐車場を出るときなどに接近車両を検知しインジケーターやディスプレイの表示とともに音でドライバーに注意喚起し、さらに衝突回避するよう運転操作を支援する「BCI(後退時衝突防止支援システム)」を搭載した。

また、全方向への安全支援として、車両の周囲を表示するとともに、周囲の移動物を検知しドライバーに注意喚起する「MOD(移動物検知)機能付き アラウンドビューモニター」を装備している。

日産は、2020年までに自動運転技術の段階的な実用化を目指しており、自動運転につながる要素技術である「認知技術」や「操作自動化技術」を活用し、これらの技術がもたらす安全性をより多くのドライバーに届けるために、「エマージェンシーブレーキ(自動ブレーキ)」の採用車種を拡大している。

価格は、4,136,400円から5,207,760円。

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