新型『スカイライン』のティザーも公開! 日産が長期ビジョン発表 モデル数を56から45へ絞り込み、成長分野へ投資強化
公開 : 2026.04.17 07:05
日産が長期ビジョンを発表しました。同社の経営再建計画の先を見据え、AI技術と電動化を軸に、商品力と技術を進化させるというもので、世界の各市場に向けた新型車も公開。日本市場へは新型『スカイライン』の存在が示唆されました。
AIを核とした長期ビジョンを発表
日産は4月14日、『モビリティの知能化で、毎日を新たな体験に』を掲げる長期ビジョンを発表した。
その中核には、AIを軸にした次世代車両『AIディファインドビークル(AIDV)』が据えられた。

イヴァン・エスピノーサCEOは「今こそ、『Re:Nissan(2026年度までの経営再建計画)』の先を見据え、日産の長期ビジョンを示し、未来への進むべき道筋を明確にする時です」と述べ、顧客体験を起点に商品と技術を進化させる考えを示した。
本年度が最終年となる『Re:Nissan』は計画どおり進んでいるとし、コスト構造の改革と生産能力の適正化を進めながら、次の成長に向けた基盤づくりを行っていくという。
AIによる自動化・電動化への道筋
今回のビジョンの中心に日産が据えた『AIDV』は、『AIドライブ技術』と『AIパートナー技術』から構成される、次世代車両の考え方である。
『AIドライブ技術』が自動運転を高度化させる一方で、『AIパートナー技術』は、移動中の行動を支え、クルマを暮らしの中に自然に溶け込ませることで、ユーザーの体験価値を高めていくという。

長期的には『AIドライブ技術』搭載車を全ラインナップの9割まで拡大する。まずは、今年夏発売予定の新型『エルグランド』には『次世代プロパイロット』を搭載し、2027年度末までにエンド・ツー・エンドの自動運転技術の実現を目指すとしている。
『電動化』をAIによる新たな体験と次世代の自動運転モビリティの実現で、重要な役割を果たし、その中核となるのは日産独自の『eパワー(e-POWER)』であるという。EV同様の運転体験を提供するeパワーによって、BEVへの移行も自然に行われるとしている。
また、日産は様々な市場にでのニーズに応えるため、eパワーに加え、幅広い電動ラインナップを展開していく。
より高い走破性と航続距離を求める顧客に向けてフレーム車用のハイブリッドを開発するほか、パートナーシップを通じて、プラグインハイブリッドやレンジエクステンダーなども提供し、ユーザーの選択肢を拡充するという。
商品ポートフォリオの刷新
日産は今回、新たな商品戦略を『各モデルの役割の明確化』と『開発スピードの向上』を軸とするとした。
具体的にはモデル数を現在の56から45へ絞り込んで、低収益モデルから撤退し、成長分野への投資を強化する。同時に車種ごとのパワートレインの選択肢を増やすことで、モデルあたりの販売台数を増加し、事業基盤の強化につなげていく。

『各モデルの役割の明確化』については、日産らしさを体現、ブランドの情緒的価値と革新性を担う『ハートビートモデル』、規模と安定性で事業を支える『コアモデル』、新たな需要の拡大を担う『成長モデル』、協業を通じて市場カバレッジを広げる『パートナーモデル』の4カテゴリーで展開していくとして、今後市場への投入を予定している複数の新型車を公開した。
『コアモデル』では、日産の電動モーター駆動技術である『eパワー』を採用したグローバルモデルとして、新型『エクストレイル/ローグ eパワー』が、そして欧州向けのコアモデルとして、大胆なデザインと先進機能を融合した『ジュークEV』が公開された。
『ハートビートモデル』では2モデルのティザーが公開され、米国向けのヘビーデューティなフレーム車『エクステラ』のほか、日本市場に向けては高性能なドライバー中心のモデルとして『スカイライン』の登場が発表された。
さらに、高級車ブランドの『インフィニティ』においても、今年投入予定のSUV『QX65』や中型ハイブリッドSUV、走りを重視したV6セダン、2車種の大型ハイブリッドSUVなど、計4モデルを投入する予定である。



















