第3世代の新型『アウディQ3』日本上陸! ガソリンエンジンの乗り味はスポーティでどこか懐かしさあり【車両写真200枚】

公開 : 2026.06.29 12:05

2011年に初代が誕生し、現在まで全世界で200万台以上が販売された『アウディQ3』が第3世代へ進化。日本上陸を果たしました。ラインナップの中から、スポーツバックの150kWをスーパーカー超王こと山崎元裕が取材します。

全世界で200万台以上を販売

アウディのコンパクトSUV、『Q3』がフルモデルチェンジされ、サードジェネレーションへと進化した。

2011年に初代モデルが誕生して以来、現在までに全世界で200万台以上ものセールスを記録したというQ3。その新型への期待が大きいのはアウディにとって、そしてもちろんカスタマーにとっても同様の事情であろう。

アウディのコンパクトSUV、『Q3』がフルモデルチェンジされ、第3世代へと進化。
アウディのコンパクトSUV、『Q3』がフルモデルチェンジされ、第3世代へと進化。    平井大介

まずはその車種展開を紹介しておこう。

新型Q3の日本仕様にラインナップされるモデルは、外観からもSUVとして機能性の高さが容易に想像できる基本ボディと(ドイツ本国では『Q3 SUV』と呼ばれる)、車体後方に向ってルーフを強く傾斜させることで、よりアクティブな印象を強めた『スポーツバック』の2タイプ。

それぞれに、150psの最高出力と250Nmの最大トルクを発揮する1497ccの直列4気筒DOHCガソリンターボエンジンと、同じく204ps、320Nmを誇る1984ccの直列4気筒ガソリンターボエンジンを、7速Sトロニックとの組み合わせで搭載する。

駆動方式は『TFSI 110kW』とネーミングされた前者はFWD、『TFSIクワトロ150kW』とされる後者では4WDとなるのが大きな違いだ。

まずは4モデル体制でスタート

グレードはいずれのモデルも『アドバンスド』のみの設定。

『Sライン・パッケージ』や『MMIエクスペリエンス・プロ』、『レザーシートパッケージ』、『ダーク・アウディ・リングス&ブラックスタイリングパッケージ』などのオプションで(その選択には実は若干の制約があるのだが)、自分の好みを反映させたより魅力的なQ3を作り上げることができる。

取材車は『アウディQ3スポーツバックTFSIクワトロ150kWアドバンスド』。
取材車は『アウディQ3スポーツバックTFSIクワトロ150kWアドバンスド』。    平井大介

ドイツ本国では、さらに150ps&360Nmの1968cc直列4気筒ディーゼルターボエンジンや、265ps&400Nmを誇る1984cc直列4気筒ガソリンターボエンジン、そして1498cc直列4気筒ターボエンジンを核にPHEVシステムを組み合わせ、272ps&400Nmのパフォーマンスとともに119kmのEV走行を可能にした『eハイブリッド』などもラインナップされる。

まずは、4モデル体制でセールスがスタートする日本仕様は、十分にカスタマーの期待に応えるだけの商品力を持つと考えてよいだろう。

エクステリアにはさらなる力強さ

基本的なSUVのスタイルを選ぶのか、あるいはクーペにも近いスポーティなスタイルを選ぶのか。そしてシリンダーオンデマンド(気筒休止)やマイルドハイブリッドが導入された110kWか、より走りに余裕を感じるだろう150kWか。

そんな中から今回ステアリングを握ったのは、スポーツバックの150kWだった。

1984ccの直列4気筒ガソリンターボエンジンは、204ps、320Nmというスペック。
1984ccの直列4気筒ガソリンターボエンジンは、204ps、320Nmというスペック。    平井大介

試乗車はSライン・パッケージ、レザーシートパッケージ、ダーク・アウディ・リングス&ブラックスタイリングパッケージがオプションで選択されており、10スポークデザインの19インチ径アルミニウムホイールを始め、そのエクステリアにはさらなる力強さが演出されていた。

大きく、そしてワイドなフロントグリルや、それを取り囲むフロントのバンパースポイラー、そして細くシャープなヘッドライトのデザインは実にダイナミック。さらにボディサイドからリアセクションへと視線を移せば、ここでも彫刻的な美しさを持つラインの流れを鑑賞することができる。

Q3スポーツバックのボディサイズは全長4530mm、全幅1860mm、全高1610mm。これは先代モデルと比較して全長では40mmほど大きな数字となるが、最小回転半径は5.2m。日本の市街地でもそのサイズが負担になることは少ないだろう。

ただしボディデザインの関係から、後方の視界が大きく制限されてしまうのは残念なところ。スポーティなスタイルを選ぶか、日常的な機能性を選ぶかはカスタマーの意思によるだろう。

記事に関わった人々

  • 執筆

    山崎元裕

    Motohiro Yamazaki

    1963年生まれ。青山学院大学卒。自動車雑誌編集部を経て、モータージャーナリストとして独立。「スーパーカー大王(超王)」の異名を持つ。フツーのモータージャーナリストとして試乗記事を多く自動車雑誌、自動車ウェブ媒体に寄稿する。特にスーパーカーに関する記事は得意。
  • 撮影 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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