2026年版 ガソリンが世界一安い国 10選 「水のほうが高い」ってどんな感覚? 産油国はやはり強かった
公開 : 2026.06.29 11:45
世界で最もガソリン代が高い国・地域は香港(4.073ドル=約659.3円)ですが、反対に1Lあたり数円程度で給油できる国もあります。南米や中東の主要産油国は、やはり燃料代が非常に安価でした。
もくじ
ー文字通り「ケタ違い」に安い国も
ーサウジアラビア:0.620ドル(約100.1円)
ーカタール:0.575ドル(約92.9円)
ーエジプト:0.483ドル(約78.0円)
ートルクメニスタン:0.428ドル(約69.1円)
ーアルジェリア:0.352ドル(約56.8円)
ークウェート:0.340ドル(約54.9円)
ーアンゴラ:0.327ドル(約52.8円)
ーベネズエラ:0.035ドル(約5.6円)
ーイラン:0.029ドル(約4.6円)
ーリビア:0.023ドル(約3.7円)
ーまとめ
文字通り「ケタ違い」に安い国も
前回の記事では「ガソリン代が最も高い国・地域」を紹介した。続けて、この記事では「ガソリン代が最も安い国・地域」のトップ10を取り上げたい。
予想通り、中東・アフリカ・南米などの産油国が名を連ねることになった。しかし、国内の石油埋蔵量の多さがそのままガソリン代の安さに直結しているわけではない。政策、インフラ整備、経済情勢など、さまざまな要因が複雑に絡んでいる点で、個人的にとても興味深いと思った。

しかしながら、第3~第1位のケタ違いの安さには驚かされる。水を買うよりも安く給油できるというのは、日本人としては不思議な感覚だ。
では、第10位から見ていこう。
※注釈
・オクタン価95のガソリン1Lあたりの価格を掲載(全て筆者、編集部調べ)。
・価格はすべて米ドルベース。日本円に換算したものをカッコ内に記載。
・この記事は日本国内の燃料価格や政策に対し、特定の主張を述べるものではありません。
サウジアラビア:0.620ドル(約100.1円)
石油埋蔵量で世界第2位のサウジアラビアは、当然のようにガソリン代も安い。コロナや戦争などといった危機を経ているにもかかわらず、この数年でサウジアラビアのガソリン1Lあたりの価格に大きな変動はない。安定しているのは産油国の特権と言えよう。
ただし、2016年と比較すると3倍近くにまで上昇している。これは、財政赤字に伴う公共料金の値上げやVAT(付加価値税)の導入などによるものだ。国民の負担が大幅に増えたことから、サウジアラビアは国内での娯楽や女性の運転を解禁するなどして、国民の不満軽減を図っている。

カタール:0.575ドル(約92.9円)
サウジアラビアの隣国カタールもまた産油国であるため、ドライバーはガソリンスタンドで大きな恩恵を受けられる。多少の変動はあるもののおおむね価格は安定しており、10年前と比べても驚くほどの高騰は見られない。
小国ながらも天然資源に恵まれ、石油精製能力を持ち、LNGの輸出でも大きな収益を上げていることから、国民に対する個人所得税やVATなどはない。ただ、カタールの法律はクルマの速度超過や飲酒運転に対して極めて厳しいという話もあるため、現地での運転には注意してほしい。

エジプト:0.483ドル(約78.0円)
エジプトでガソリン代が安い理由は、主に政府の補助金によるものだ。エジプトは他の多くの石油埋蔵国よりも生産管理に成功しており、国内用に精製・自給している。
燃料に課せられる税金も非常に低く、さらなる低価格化に貢献している。ただし、2016年と比べると4倍近くに達しているという現実もある。



























