Juju(野田樹潤)ブログ

2021.10.10

【Juju(野田樹潤)ブログ】第60話:今季初優勝かかった最終戦 結果は?

ドライでは絶好調、ところが……

最終戦の舞台はユランズリンク。テストでの好調を維持したまま金曜日のプラクティスでもトップタイムを記録。

ところが、金曜日の午後から雲行きが変わってしまったのです。雨雲がやってきて、そこから日曜日のレースが終わるまで3日間、雨が降り続きました。

雨が降るならそれに合わせて走るだけ。セッティング変更をして午後の予選に挑みました。

全員がウェットタイヤで走っている段階では2~3番手につけていました。

ところが予選の終盤になって雨が止むと、スリックタイヤに切り替えるマシンも出てきました。タイヤ、どうしよう?

雨に翻弄された予選。

「濡れている部分を走ってウェットタイヤを冷やしてからラストアタックしよう」と監督から無線が入りました。

ラストアタックの最中、スローダウンしているクルマが、わたしの飛び込もうとしているレコードラインの方に切り込んできて急ブレーキ。

そんなハプニングはありましたが、それでもウェットタイヤを履いたF4マシンの中ではトップのタイムを出すことができました。

ところが予選最後の1ラップはいよいよドライタイヤの方が有利な路面だったようで、わたしの順位はあっという間に7番手まで下がってしまったのでした。

決勝に向けて気持ちを切り替えないと。

記事に関わった人々

  • 執筆

    Juju(野田樹潤)

    Juju Noda

    2006年生まれ。3歳でカートを始める。経験を積み、9歳で最年少デビューを果たしたFIA-F4マシンでは11歳で「U-17大会」に出場。2018年にはF3マシンに挑戦し、2020年はデンマークF4参戦デビューウィン。2021年はアメリカF4 USとデンマークF4。2022年は「Wシリーズ」ドライバーオブザイヤーを獲得。2023年に獲得したユーロフォーミュラのウィナー、ZinoxF2000のチャンピオンはいずれも女性初。2024年日本最高峰レースのスーパーフォーミュラに史上最年少、日本人女性初のデビューを果たす。目標は「日本人初の女性F1/フォーミュラEのドライバーになって、チャンピオンになること」
  • 編集

    上野太朗

    Taro Ueno

    1991年生まれ。親が買ってくれた玩具はミニカー、ゲームはレース系、書籍は自動車関連、週末は父のサーキット走行のタイム計測というエリート・コース(?)を歩む。学生時代はボルボ940→アルファ・スパイダー(916)→トヨタ86→アルファ156→マツダ・ロードスター(NC)→VWゴルフGTIにありったけのお金を溶かす。ある日突然、編集長から「遊びにこない?」の電話。現職に至る。
 
 

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