Juju(野田樹潤)ブログ

2023.03.27

【Juju(野田樹潤)ブログ】第81話:快心の走りで勝てました! 2023年シーズ第1戦

予想外の第1レースは最後にごぼう抜き!

第1レースのスタートでは、最初のコーナーを通過する際、電気系に何らかの問題があるように感じました。

すぐにピットに連絡するとコクピットの奥の方にあるスイッチを押せとのこと。1周目の混乱の中で見えないスイッチを手探りで探しているうちに4つもポジションを落としてしました。

そしてオープニングラップの終盤、スイッチを押せたタイミングでもう1台、アレッサンドロ・ブランカレンテ選手にも抜かれてしまい6位になってしまいました。

結果的にはアレッサンドロ選手に抜かれたことで、わたしの第1レースは難しくなりました。コーナーはわたしの方が速いのですが、彼のマシンはストレートが伸びるのでなかなかオーバーテイクできなかったのです。

25分+1周のレースが残り11分になった時、コースアウトしたマシンがサンドトラップにつかまりセーフティカーが入りました。その処理中にもう1台が止まってしまったため、レースが再開した周がいきなりファイナルラップという唐突な展開でした。

わたしとしては同じ日におこなわれる第2レースのためにマシンを壊したくなかったし、ピットからも無理はするなと言われていたのですが、1コーナーでアレッサンドロ選手のインが空いてチャンス到来。いっきに周回遅れを含む3台を抜いて4位までジャンプアップしてチェッカーを受けることができました。

第1レースの感想としてはひとこと「悔しい~!」。それでもやはりポールからスタートするスタートする第2レースに大いに期待が持てるレースとなったわけです。

記事に関わった人々

  • 執筆

    Juju(野田樹潤)

    Juju Noda

    2006年生まれ。3歳でカートを始める。経験を積み、9歳で最年少デビューを果たしたFIA-F4マシンでは11歳で「U-17大会」に出場。2018年にはF3マシンに挑戦し、2020年はデンマークF4参戦デビューウィン。2021年はアメリカF4 USとデンマークF4。2022年は「Wシリーズ」ドライバーオブザイヤーを獲得。2023年に獲得したユーロフォーミュラのウィナー、ZinoxF2000のチャンピオンはいずれも女性初。2024年日本最高峰レースのスーパーフォーミュラに史上最年少、日本人女性初のデビューを果たす。目標は「日本人初の女性F1/フォーミュラEのドライバーになって、チャンピオンになること」
 
 

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