Juju(野田樹潤)ブログ

2023.03.27

【Juju(野田樹潤)ブログ】第81話:快心の走りで勝てました! 2023年シーズ第1戦

久しぶり、快心のレースができました!

さて第2レース。ちなみにそのスターティンググリッドは予選のセカンドベストのタイムで決まります。わたしはまたしてもフランチェスコ選手の隣でポールスタートです。

スタートダッシュは100点! というわけではありませんでしたが、フランチェスコ選手に続いて1コーナーへ。ソフトタイヤを履くフランチェスコ選手はさすがにスタート直後が速く、すぐに離されていきます。

でもわたしの後ろの集団も離れていっていることがわかったので一安心。

4周目くらいにフランチェスコ選手との差が最も開きましたが(3.9秒差)、そこからはじっくりと追い上げることができました。

徐々にトップのテールが大きくなり、10周目にはテールトゥノーズ寸前まで接近。そこで少しフランチェスコ選手が焦りはじめたのか、彼はコースリミットをオーバーしてまで逃げはじめました。

同じことをわたしがすると違反になってしまうので、無理をせず走り切ることに徹しました。

ややこしいですけれど(笑)、フランチェスコ選手は賞典外なので、わたしはトップを走っているわけですから。

レースは16周でチェッカー。シーズン開幕の第2レースで幸先のいいイタリア初勝利を挙げることができたのでした~!

シーズン開幕の第2レースで幸先のいいイタリア初勝利。 写真:NODAレーシング

自分は確実に成長できている、という自信はあっても、去年は特にそれをレースで証明することがなかなかできなかったので、今回は普通の1勝よりはるかに嬉しかったです。

自分の実力を出し切ることができて、久しぶりにすっきりとした気持ちになれました。

レース後のインタビュー。 写真:NODAレーシング

でもシーズンが始まったので、わたしたちに休んでいる暇はありません。これからわたしたちはモンツァに移動して練習走行をするんです。

次のレースは4月21日にイモラで開催されるジノックスF2000トロフィーの第2戦です。今年は勢いつけていきますので、皆さん応援よろしくお願いします!

記事に関わった人々

  • 執筆

    Juju(野田樹潤)

    Juju Noda

    2006年生まれ。3歳でカートを始める。経験を積み、9歳で最年少デビューを果たしたFIA-F4マシンでは11歳で「U-17大会」に出場。2018年にはF3マシンに挑戦し、2020年はデンマークF4参戦デビューウィン。2021年はアメリカF4 USとデンマークF4。2022年は「Wシリーズ」ドライバーオブザイヤーを獲得。2023年に獲得したユーロフォーミュラのウィナー、ZinoxF2000のチャンピオンはいずれも女性初。2024年日本最高峰レースのスーパーフォーミュラに史上最年少、日本人女性初のデビューを果たす。目標は「日本人初の女性F1/フォーミュラEのドライバーになって、チャンピオンになること」
 
 

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