Juju(野田樹潤)ブログ

2026.04.27

【Juju(野田樹潤)ブログ】第127話:セッティングと雨に翻弄された開幕戦

もっと走りたかった! 雨のレース

セッティングに関して、これまではリアのグリップ不足が問題になることが多かったのです。ところが今回は、金曜日、そして辛うじてドライで走れた土曜日の予選でも、フロントタイヤが温まりませんでした。そんな状態で走った予選は24台中20位に留まりました。

さあ、スーパーフォーミュラ2026、開幕です。

午後の決勝はけっこうな雨だったので、セーフティカー先導のローリングスタートとなりました。ところがローリング中の2周目、V字コーナーでタイヤが十分に温まっておらずスピン。その後は、やはり雨が強いため、レースは赤旗中断となってしまったのでした。

雨のセッティング、自信を持って乗れました。

仕切り直しのスタートでは、タイヤのグリップを感じられたので、5コーナーまでに2台をオーバーテイクすることができました。しかし、前方の混乱により再び順位を落とすことに。さらにクラッシュも発生して、セーフティカーが入る荒れた展開になりました。

リスタート後の5コーナーで、先ほどの2台をオーバーテイクすべくブレーキを遅らせたところ、前のマシンとラインがかぶってしまい、それを避けようしてスピン。この時点でレース終了となってしまったのでした。

もちろん視界は悪いですが、はっきり見えなくても問題なし。思い切って走れます。

これまで3年間、ウェットのレースで手応えがあったことは1度もなかったので、調子が良かった今回は、最後まで走りたかったです。

レース後、前を走っていた元チームメイトの松下信治選手と話す機会があり、「えらい勢いで水煙の中に突っ込んでいったね、前、見えてたの?」と驚かれました。

ベテラン・ドライバー相手に挑んでいけたこと、自信になります。

レースは残念な結果でしたが、明日に向けてチーム全体が前向きな気分になれた、そんな開幕戦になったのでした。

記事に関わった人々

  • 執筆

    Juju(野田樹潤)

    Juju Noda

    2006年生まれ。3歳でカートを始める。経験を積み、9歳で最年少デビューを果たしたFIA-F4マシンでは11歳で「U-17大会」に出場。2018年にはF3マシンに挑戦し、2020年はデンマークF4参戦デビューウィン。2021年はアメリカF4 USとデンマークF4。2022年は「Wシリーズ」ドライバーオブザイヤーを獲得。2023年に獲得したユーロフォーミュラのウィナー、ZinoxF2000のチャンピオンはいずれも女性初。2024年日本最高峰レースのスーパーフォーミュラに史上最年少、日本人女性初のデビューを果たす。目標は「日本人初の女性F1/フォーミュラEのドライバーになって、チャンピオンになること」。2024年8月、FORBES JAPAN 30 UNDER 30 2024「世界を変える30歳未満」30人に選出された。
 
 

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