【Juju（野田樹潤）ブログ】第122話：私、フォーミュラEのテスト走行に参加します！

もくじ

ー ようやく情報解禁です！

ー 頭をフル稼働させて走る必要アリ

ー すでにテストに向けた作業、やっています

ようやく情報解禁です！

みなさんこんにちは、Juju（野田樹潤）です。

すでにネットニュース等でご覧になったという方がいるかもしれませんが、私は10月31日にスペインのバレンシアで行われるフォーミュラE世界選手権、2025/2026の『オールウーマンテスト』にジャガーTCSレーシングから参加することになりました。

テストと言うとよく皆さんに、受かると良いねって言われる事があるので、この機会にお知らせすると、これってある意味業界用語ですかね。基本目的は車両のテスト走行を意味します。それを略してテストっていう事が多いんです。勿論チームによっては時々ドライバーの選考テストを行うケースもなくはありません。

ジャガーTCSレーシングは、来季のレギュラードライバーとして既にベテラン・ドライバーのミッチ・エバンズさんとアントニオ・フェリックス・ダ・コスタさんで決定。テストドライバーは、トム・ディルマンさん、ストフェル・バンドーンさん、ジェミー・チャドウィックさんといったすごい経歴の持ち主のドライバーラインナップが決定しています。それぞれ過去にチャンピオンと言う肩書きを持ったドライバーの皆さん。素直に尊敬しちゃいます。

チームのメンバーも凄い布陣です！　マクラーレンでエンジニアや指揮官を務めたイアン・ジェームス氏はじめ、チーム代表や各担当エンジニアもF1や長年フォーミュラEやトップレベルのカテゴリーで活躍してきたスタッフが勢揃い。私がこれまで経験したレースの想像を遥かに超える規模でした。世界選手権でタイトルを獲得するチームですから当然なのかもしれませんが、やはり勝つにはやるべき事をやっているんですよね。

こんな中に放り込まれる私は、緊張しない訳がありません（笑）。でもそういった世界に一歩ずつ近づいていっているという事実でもあります。

このチャンスを与えていただけ、経験させていただけることについて、チーム代表から言われました。これまでの経歴を見て、この年齢での実力と、乗り越えてきた精神力を評価して声をかけてくださったそうです。ありがたくお言葉を頂戴し、自信に繋げていくようにしたいと思います。

もちろん思いっきり走りたいし、タイムも出したいと言うのはレーシングドライバーとしては常に思う事。ただ、ジャガーのファクトリーチームでプロフェッショナルなオペレーションの中では、チームとして来シーズンに向けた大事な開発テストがある訳です。

なぜ私がここに招集されたか趣旨を理解し、プロドライバーとして与えられた任務をしっかりこなす事が、私とチームにとって最高の結果につながると思います。

ジャガーがワークスレース活動をして約70年の歴史の中でジャガーと契約して走る日本人ドライバーは、初になると聞きました。

初めて乗るフォーミュラEのマシンがどんな物かは、まったく未知の世界ですが、思いっきり楽しみたいです！

ちょっと遡ると実はフォーミュラEのテストの話は昨年の終わりにもあったのですが、その時はスーパーフォーミュラの最終戦と日程が重なってしまって参加できませんでした。

ですが今回は8月くらいに打診があって、日程的にも大丈夫ということになり、すぐに乗せてもらうことが決まりました。

そして9月の初旬にヨーロッパで『いつもの練習走行』を行った際、イギリスに立ち寄って、シート合わせも終わっていたんです。その時にシミュレーター作業もやらせてもらいました。

シミュレーターとはいえ初めてのフォーミュラＥ、これまで私が体験してきたマシンとは色々と違っていて驚かされました。