Juju(野田樹潤)ブログ

2025.10.26

今シーズンのスーパーフォーミュラも残すところあと少し。万全の準備で迎えた富士の2戦は、残念ながら天候に恵まれませんでした。

【Juju(野田樹潤)ブログ】第121話:信じられない結末、富士の2連戦

もくじ

え、煙? 燃えたらタイヘン!

水煙ってこんなにすごい? 前が見えない!

雨の後は霧? こんなことってある?

え、煙? 燃えたらタイヘン!

みなさんこんにちは、Juju(野田樹潤)です。

ハッピーハロウィーン! ちょっと早いですけど、今回のスーパーフォーミュラ(SF)は大会ポスターをはじめとして『ハロウィンムード』だったんです。舞台は富士スピードウェイで、10月11日に第9戦、12日に第10戦という2連戦のスケジュールでした。

富士は一番経験のあるコース。楽しみにしていました。

前回8月の菅生から今回の富士まで2ヵ月近く間が空きましたが、その間私は『特別編』でもお伝えしたようにヨーロッパで修行したりしていました。2日間ですが、SFよりもパワーのあるマシンで走り込んでいたのです。あとは日本でトレーニングしたり、チームと一緒に準備を入念に行ってきました。

この夏は走り込みもトレーニングもしっかりできました。

何しろ富士は6月のテストと7月のダブルヘッダーを戦い、その際(第6戦)Q2進出が期待できる走りができていました。だから今回のレースを心待ちにしていたのです。

煙が出たのは初めての経験でしたが、スタッフのおかげで慌てず対処できました。

ところが週末の天気予報はどうも芳しくない。特に土曜は確実に雨っぽい! とはいえ天気を心配してもしょうがないので、気持ちを切り替え、まずは金曜日の占有走行1回目を走りました。14周目にミラーを見ると、なんとマシンの後方から煙が! 燃えたらタイヘンと思ってすぐにマシンを止めると、煙は一旦落ち着きましたが……。

前回の富士がよかったので、その延長線上の仕様で臨みます。

しかし、エンジンを積み替えるという事になり、2回目の走行に間に合わせるのは絶望的でしたが、メカニックの懸命な作業のおかげでフリー走行2回目の途中で完了。何とか後半に出走できました。ですが、予定していたセッティングを試せなかったのは非常に残念でした。

記事に関わった人々

  • 執筆

    Juju(野田樹潤)

    Juju Noda

    2006年生まれ。3歳でカートを始める。経験を積み、9歳で最年少デビューを果たしたFIA-F4マシンでは11歳で「U-17大会」に出場。2018年にはF3マシンに挑戦し、2020年はデンマークF4参戦デビューウィン。2021年はアメリカF4 USとデンマークF4。2022年は「Wシリーズ」ドライバーオブザイヤーを獲得。2023年に獲得したユーロフォーミュラのウィナー、ZinoxF2000のチャンピオンはいずれも女性初。2024年日本最高峰レースのスーパーフォーミュラに史上最年少、日本人女性初のデビューを果たす。目標は「日本人初の女性F1/フォーミュラEのドライバーになって、チャンピオンになること」。2024年8月、FORBES JAPAN 30 UNDER 30 2024「世界を変える30歳未満」30人に選出された。
 
 

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