Juju(野田樹潤)ブログ

2025.07.31

192周に渡る富士でのテストを終え、むかえたスーパーフォーミュラ第6、7戦。Q2進出目前の幻の予選タイムに、初めて完走を逃した決勝と、嬉しいことも悔しいことも色濃く体験する2日間となりました。

【Juju(野田樹潤)ブログ】第119話:手応えあった!Q2進出も見えた富士の2連戦

もくじ

4脱でタイム抹消、幻のアタック

1秒以内で追走する難しさに直面

いきなり接触!それでも走り続けました

4脱でタイム抹消、幻のアタック

みなさんこんにちは、Juju(野田樹潤)です。

今回のレポートは、7月18~20日に富士スピードウェイで行われた全日本スーパーフォーミュラ選手権の第6・7戦の模様をお送りしたいと思っています。

暑い中、みなさん、応援ありがとうございました!

ひと月ほど前に富士で開催された公式テストで10時間みっちり走り込めたことで、今回のレースウィークはこれまでよりスムーズにはじまりました。

フリー走行でも、タイムをまとめきることこそできませんでしたが、それでも手ごたえを感じることができました。

テストそのまま、とはいきませんが、分析できた分、予想もつきやすかったです。

セッティングで気になるところをどうやってそれをエンジニアに伝えればいいかわかってきた感じがしていますし、チームも的確に対応してくれます。

雪で満足に走れなかったシーズン前の公式テストをちゃんとこなせていれば最初からこの感覚をもって戦えたのに! と思ってしまいましたが、まずはここまで1シーズン半ほどスーパーフォーミュラに参戦してきて、初めて得ることができたこのチーム体制、マシンの状態に感謝です。

フリーの時点で手応えはありましたが、あそこまでタイムが出るとは!

フリーからの良い流れの中で第6戦の予選、そのアタックラップでは最終コーナーまですごく上手くまとめることができました。

ところが最終コーナーで少しオーバースピード気味になってリアが出てしまい、修正舵を当てて立ち上がったら4脱(外側縁石からの4輪脱輪)してしまって、タイムは無効になってしまいました。

思っていたところが良くなっても、新たに気になるところがでたり。セッティング、難しい!

この時の1分23秒278というラップタイムは、最終コーナーをはみ出したことでむしろ遅くなっていたと思うので、もしタイムが有効ならQ2に進出できていたかも! 

残念な予選でしたが、今回最初に感じた手応えがより一層強まりました。

記事に関わった人々

  • 執筆

    Juju(野田樹潤)

    Juju Noda

    2006年生まれ。3歳でカートを始める。経験を積み、9歳で最年少デビューを果たしたFIA-F4マシンでは11歳で「U-17大会」に出場。2018年にはF3マシンに挑戦し、2020年はデンマークF4参戦デビューウィン。2021年はアメリカF4 USとデンマークF4。2022年は「Wシリーズ」ドライバーオブザイヤーを獲得。2023年に獲得したユーロフォーミュラのウィナー、ZinoxF2000のチャンピオンはいずれも女性初。2024年日本最高峰レースのスーパーフォーミュラに史上最年少、日本人女性初のデビューを果たす。目標は「日本人初の女性F1/フォーミュラEのドライバーになって、チャンピオンになること」。2024年8月、FORBES JAPAN 30 UNDER 30 2024「世界を変える30歳未満」30人に選出された。
 
 

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