Juju(野田樹潤)ブログ

2025.09.02

好調の前戦・富士からの流れに乗りたい思いで迎えた、スーパーフォーミュラ第8戦。決勝は雨になりましたが、フリー走行の時点ですでにJujuには暗雲が立ち込めていたようです。

【Juju(野田樹潤)ブログ】第120話:一歩後退?ギアが嚙み合わなかった菅生の週末

もくじ

違和感からはじまった週末

難しさに拍車をかけた雨の決勝

再始動はできたけれど……

違和感からはじまった週末

みなさんこんにちは、Juju(野田樹潤)です。

今年はいつまでたっても暑さがおさまりませんね。そんな暑い盛りの8月9・10日、宮城県のスポーツランドSUGOで全日本スーパーフォーミュラ選手権の第8戦が開催されました。今回はその模様をレポートします。

菅生は青空と緑が気持ちのいいコースです。

前回の富士のレースは土日で2レースが開催されましたが、今回は日曜日の1レースのみ。スケジュールは土曜朝、90分のフリー走行からはじまりました。

ところが、走りはじめてすぐマシンの異変に気付きました。全体的にグリップが少ない状態だったのです。

すぐに色々とチェックしてもらいましたが、最初はトラブル箇所が見つかりませんでした。

新しくなった菅生のコースは、路面がスムースになった分、ロールも増えます。

最初はセッティングを疑いましたが、あとでわかった原因はフロアの損傷でした。

それでも私自身、菅生で初めてレースをした昨年は雨や赤旗といった条件でしっかり走れた感じがなかったこともあり、違和感があっても走り続けることを選択しました。

暑さ対策トレーニングはしているし、この日は曇っていたけれど、やっぱり暑い!

こんな展開だったので、本当は予選に向けてセッティングを色々と煮詰めたかったのですが、それもできず。

フリー走行の後半になってやっと、原因がフロアの損傷にあるとわかりましたが、フロア交換は大掛かりな作業なので、すぐにはそれもできず。

私たちHAZAMA ANDO Triple Tree Racingはいきなり苦しい状況に置かれてしまったのでした。

フロアの損傷、時間はかかってしまったけど、原因がわかってよかったです。

午後の予選でもフリー走行の出遅れが響きました。私はQ1のグループBで出走しましたが、思うようにタイムをまとめられず10番手。予選全体では19番手からのスタートということになってしまいました。

記事に関わった人々

  • 執筆

    Juju(野田樹潤)

    Juju Noda

    2006年生まれ。3歳でカートを始める。経験を積み、9歳で最年少デビューを果たしたFIA-F4マシンでは11歳で「U-17大会」に出場。2018年にはF3マシンに挑戦し、2020年はデンマークF4参戦デビューウィン。2021年はアメリカF4 USとデンマークF4。2022年は「Wシリーズ」ドライバーオブザイヤーを獲得。2023年に獲得したユーロフォーミュラのウィナー、ZinoxF2000のチャンピオンはいずれも女性初。2024年日本最高峰レースのスーパーフォーミュラに史上最年少、日本人女性初のデビューを果たす。目標は「日本人初の女性F1/フォーミュラEのドライバーになって、チャンピオンになること」。2024年8月、FORBES JAPAN 30 UNDER 30 2024「世界を変える30歳未満」30人に選出された。
 
 

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