Bless的趣味車ツーリング Vol.17 27台の趣味車で富士山を目指す

2018.05.20

趣味車を扱う専門ショップとして親しまれているブレスが開催するツーリングが、5月20日に行われました。ブレスの加藤代表は、走ることの楽しさを伝えるために春/秋にツーリングを開催しています。今回の目的地は富士山で、27台がツーリングを楽しみました。

text & photo:Hidenori Takakuwa (高桑秀典)

趣味車のためのツーリング

Bless的趣味車ツーリングは、横田基地(在日アメリカ軍/航空自衛隊)に面したスペシャル・ショップ『オートモービルアシスト・ブレス』が企画・実施しているクルマ旅。毎年、春と秋に行われており、今回で17回目となった。ここ数年、春は日帰りツーリング、秋は熱海HISTORICA G.P.への参加を目的とした日帰り/一泊ツーリングという内容で実施されており、去る5月20日に行われた春のクルマ旅には全27台(筆者の愛車を含む)の趣味車が参加した。

「走る楽しさを知っていただくために始めました」

オートモービルアシスト・ブレスの加藤代表は、愛機のオースチン・ヒーレー3000 Mk-IIIやパナール・ディナXで全国各地のクラシックカー・ラリーに積極的に参戦している。それもただ参加するのではなく4月7日〜8日に岡山で開催されたベッキオ・バンビーノ2018プリマベーラのVクラス(1965年までのヴィンテージ&ヒストリック)部門で優勝したことでも知られている。つまり、誰よりもクルマ旅の楽しさを知っているといえ、自社ユーザーを中心とした自動車趣味人に『走って楽しめるシチュエーション=ツーリング』を提案しているのだ。

どのような想いでBless的趣味車ツーリングを開催しているのかを語ってもらったところ、「ブレスでは、気軽に購入できるクラシックカーの入門モデルからベテランの自動車趣味人にも満足していただける名車までを販売・整備していますが、お客様の中には初心者の方も多く、せっかく稀少輸入車を買い、いざ愛車に乗ったとしても、自宅の周囲を軽く走るのがせいぜい……という話を以前からよく聞いていました。皆さん、クルマは好きなんですが、遊び方が分からなかったり、イベントは敷居が高くてエントリーしづらいと思っていたんですね。つまり、もっと楽しみたいけれども先に進めない状況になっていたんですよ。そこで、ブレスのスタッフと一緒に走れば何かあってもどうにかなるし、皆さんを一歩先へ導くことによってさらに楽しんでいただけるのではないか、お客様同士の交流を深めることができるのではないか、と思ってBless的趣味車ツーリングを始めました」

富士山周辺の雄大な景色を満喫

第17回目となった今回の目的地は富士山で、参加者たちは集合/ミーティング後、中央自動車道で大月ジャンクションを目指した。法定速度を守りつつ、各々のペースで順調に走った一行は、その後、富士吉田線を河口湖方面へ進み、谷村PAで小休止。ここで合流したクルマを含め、総勢27台で河口湖インターを目指した。

河口湖インターで一般道へ下りた参加者たちは、第一の目的地である富士ミルクランドへ向かい、こちらで美味しいランチやデザートを堪能した。次なる目的地は富士山の宝永火口が眼前に広がる水ケ塚公園で、こちらで恒例となっている愛車撮影会などを楽しんだ。再スタート後、道の駅 すばしりに立ち寄り、ここで東名高速道路へ向かう参加者が帰路についた。

当初のスケジュールでは、東富士五湖道路経由で中央自動車道へ向かう一行は談合坂SAでの加藤代表による締めの挨拶後に解散する予定だったが、東名高速道路のみならず中央自動車道も渋滞がひどかったので、結局、道の駅 すばしりが最終の立ち寄りポイント(解散場所)となった。次回のBless的趣味車ツーリング Vol.18は、来たる10月13日〜14日に開催される熱海HISTORICA G.P. 2018を目的地とする予定なので、今回と同じように楽しいひとときを過ごせるはずだ。

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