【日常を豊かにするイタリアン・スパイス】フィアット500Xで冬の三浦をドライブ

公開 : 2025.01.24 10:00

デザインの粋と頼れる走りを両立するイタリアン・モデルは、女性にも人気。かわいいだけに留まらない『ドルチェヴィータ』を感じるフィアット500Xの魅力を、まるも亜希子が解説します。

もくじ

「目ヂカラ強くてかっこいい!」

纏うのは、ただの白じゃない白

イタリア仕込みの走りに高揚感

「目ヂカラ強くてかっこいい!」

AUTOCAR JAPAN sponsored by FIAT
model:RINNO

石畳の上、早朝の澄んだ青空から降り注ぐ光を浴びて、強いオーラを発している姿に視線が吸い寄せられた。フロントに『500』のエンブレム。丸みを帯びた可愛らしさとともに、凛としたかっこよさも感じさせるそのクルマは、コンパクトSUVの『フィアット500X』だ。思わず駆け寄って、ぐるりと眺めまわしたくなる。

costume:PARANOID

全長4295mmというコンパクトサイズながら、この存在感はただものじゃない。世界的な名車であり、フィアットのアイコン的存在でもあるコンパクトカー『500』のデザインがあまりにも有名なため、そこにSUVテイストを付け加えたと思われがちだが、実はまったくのゼロから開発されたモデル。SUVというとどうしてもエクステリアがワイルド一辺倒になりがちだが、そこに500のエッセンスを注いで仕上げたセンスのよさは、さすがイタリアン・ブランドである。

都心を抜けて、朝日が波頭を輝かせる三浦半島に足をのばす。ドライブするのは、モデルのRINNOさん。この日、初めて500Xのステアリングを握ったRINNOさんに、ファーストインプレッションとここまで運転してきた感想を聞いてみた。

RINNO「最初は丸いフォルムが目に入ってかわいいなと感じたのですが、よく見るとバンパーのあたりがたくましかったり、ヘッドライトの目ヂカラも強くてかっこいいですね」

まるも「こんなクルマが駐車場で待っててくれたら、毎日テンションが上がるよね。そういうときめきを感じる毎日のことを、イタリア語では『ドルチェヴィータ』って言うんだって」

RINNO「わあ、かっこいい響き! エンブレムなどもすごくオシャレで、友達にも『イイね』って言ってもらえると思います。サイズ感もよくて、都心をスイスイ走れるイメージ。さっきみたいに石畳の道とか走っていると、イタリアにいるみたいですよね」

まるも「そう、絵になるクルマだよね」

試乗車のグレードはスポーツテイストをプラスした『SPORT』で、ミラーハウジングやドアハンドル、フロントとリアのモールディングなどがダークグレー仕上げでコーディネートされている。足元を18インチの10スポークアルミホイールで引き締め、後ろ姿はクローム仕上げのデュアルエキゾーストパイプフィニッシャーがさりげなく存在感を強める。こうした細部までのこだわりが、今までになかった新しい世界観のコンパクトSUVの証だ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    まるも亜希子

    Akiko Marumo

    『運命のクルマとの出逢わせ屋』を自認するカーライフ・ジャーナリスト。20年以上に及ぶ国内外での取材経験を生かし、TV、YouTube、ラジオ、雑誌、web、トークショーやイベントに寄稿・出演。「今日からできる交通安全」が合言葉の『OKISHU』(オキシュー)プロジェクトを企画・プロデュース・実演。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員(2006年〜)。AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
  • 撮影

    小川和美

    Kazuyoshi Ogawa

    クルマ好きの父親のDNAをしっかり受け継ぎ、トミカ/ミニ四駆/プラモデルと男の子の好きなモノにどっぷり浸かった幼少期を過ごす。成人後、往年の自動車写真家の作品に感銘を受け、フォトグラファーのキャリアをスタート。個人のSNSで発信していたアートワークがAUTOCAR編集部との出会いとなり、その2日後には自動車メディア初仕事となった。

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