【日常を豊かにするイタリアン・スパイス】フィアット500Xで冬の三浦をドライブ

公開 : 2025.01.24 10:00

纏うのは、ただの白じゃない白

こちらの『SPORT』のほかに、500Xの個性と魅力をカジュアルに楽しむことができるグレード『CLUB』も用意されている。

ボディカラーはSPORT、CLUBとも4色展開だが、同じ青でもSPORTは鮮やかなイタリアブルー、CLUBには紺碧の海のようなベネツィアブルーが用意される。さらに両モデル共通で、深い艶のあるパッションレッド、昼と夜とで印象が変わるファッショングレーがあり、試乗車のカラーはジェラートホワイトとなる。

「ただの白じゃない、とてもきれいな白ですね」とRINNOさんもお気に入りだ。

ドアを開け、適度にフィットするスポーツシートに身を預けると、スライディングアームレストがちょうどいい高さにある。目の前にはシンプルだけどセンスのいいインパネ。

RINNO「スイッチやメーターなど、いろんなところが丸をモチーフにデザインされていて、ハンドルとハザードランプ、ステッチなどに赤が挿し色として入っているのがオシャレ!」

まるも「私はこのメーターのグラフィックが大好き。運転中に頻繁に見るところのデザインがいいと運転が楽しくなるって、きっとイタリアの人たちは知ってるんだと思う」

RINNO「そういうところでもイタリアを感じられるって、素敵ですね。エクステリアはもちろん、こうしてインテリアにときめきながら運転できると、イタリアン・ブランドのものを所有している喜びをいつでも感じられそうです」

多くの機能を3つの丸いダイヤルにまとめたエアコンスイッチや、スマートフォンと連携できる7インチタッチパネルモニター付connectの角がとれたディスプレイ、操作性を高めるステアリングスイッチなど、無駄がないのにここまでおしゃれなインテリアはなかなかほかにない。

しかも、SPORTはメーターフードやステアリングにアルカンターラが使われており、上質感とスポーティ感がアップしているのも嬉しいところだ。

使い勝手にも配慮があり、カップホルダーやボトルも入るドアポケット、インパネボックスやシートバックポケットなど、収納には困らない。ラゲッジ容量も通常で350Lと十分な広さを確保し、後席を6:4分割で倒せば1000Lまで拡大する。A型ベビーカーがラクに積めるから子育て世代にも便利だし、旅行やアウトドアレジャーまでオールマイティに活躍するはずだ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    まるも亜希子

    Akiko Marumo

    『運命のクルマとの出逢わせ屋』を自認するカーライフ・ジャーナリスト。20年以上に及ぶ国内外での取材経験を生かし、TV、YouTube、ラジオ、雑誌、web、トークショーやイベントに寄稿・出演。「今日からできる交通安全」が合言葉の『OKISHU』(オキシュー)プロジェクトを企画・プロデュース・実演。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員(2006年〜)。AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
  • 撮影

    小川和美

    Kazuyoshi Ogawa

    クルマ好きの父親のDNAをしっかり受け継ぎ、トミカ/ミニ四駆/プラモデルと男の子の好きなモノにどっぷり浸かった幼少期を過ごす。成人後、往年の自動車写真家の作品に感銘を受け、フォトグラファーのキャリアをスタート。個人のSNSで発信していたアートワークがAUTOCAR編集部との出会いとなり、その2日後には自動車メディア初仕事となった。

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