【石井昌道と飯田裕子が感心】マセラティ グレカーレは、走りとデザインを高い次元で両立!
公開 : 2025.06.16 11:00
過敏すぎることもない絶妙なバランス

また、ハンドリングはグレカーレ最大の見せ場だ。
ステアリング操作に対するノーズの反応は切れ味抜群でクイックながら、過敏すぎることもない絶妙なバランスを見せる。正確性が高くライントレースが自由自在なので、コーナーをクリアするごとに一体感が増し、ワインディングロードを走らせていると背の高いSUVであることを忘れてしまうほどだ。

その一方で、乗り心地が素晴らしくいいことに驚かされる。ドライブモードは『コルサ』、『スポーツ』、『GT』、『コンフォート』、『オフロード』の5種類。

コルサやスポーツで走っていれば、靴底の薄い競技用ランニングシューズを履いているようなコツコツとした感触があっていかにもスポーティだが、コンフォートでは一転してしなやかになり、ランナーの脚に優しい厚底シューズを思わせる。GTはしなやかさと収束性のバランスがとれたモードだ。

こういった柔軟性の高さは、ネットゥーノV6ターボエンジンにもみられる。最大の特徴であるプレチャンバーシステムは、副燃焼室をもつことによって超高速燃焼を実現し高回転、高負荷で圧倒的なパフォーマンスを誇るが、低回転、低負荷では通常の燃焼システムによって扱いやすさが優先される。

常に最適なドライビング環境が提供されるので、シャシー、パワートレインともにデイリーユースからパフォーマンスランまで驚くほどの対応力をみせるのだ。
































