【3つのグレードが意味するもの】用途に合わせた選択が生みだす、極上のジープ・ラングラー生活!

公開 : 2025.09.30 18:00

お洒落に乗りこなしたい『サハラ』

現行モデルのラングラーは2018年にフルモデルチェンジし、タフな基本性能を継承しつつ、洗練された走行性能と使い勝手を身に着けている。

さらに昨年、新デザインの7スロットグリルを装備した大幅改良モデルが導入されたことで、ラングラー・シリーズの完成度は非常に高いものになった。

その中にあってラングラー・アンリミテッド・サハラは、充実した装備を与えられた上位モデルという位置づけ。究極のオフロード性能を誇るルビコンは別格であり、サハラはエントリーモデルのスポーツを比較対象とした方がいいだろう。

サハラの識別点で分かりやすいのは、フロントフェンダーの後方に据えられたSAHARAのエンブレムだが、7スロットグリルの孔、グリルサラウンドがシルバーで縁取られていることでもそれとわかる。

サハラとスポーツの4WDシステムにはセレクトラック® フルタイム4×4システムが採用されており、2駆と4駆の走行モードを切り替えられる他、オフロード走行用の低いギア比(4L)も選ぶことができる。

どちらのグレードもラングラーならではの走破性をきちんと体感できるスペックの持ち主だが、サハラはその中でも前後フェンダーがボディと同色で塗られているなど、都会的な雰囲気が特徴となっている。

また、走りの面でも、スポーツが17インチのオールテレインを装着しているのに対し、サハラは18インチのオールシーズンタイヤが設定されている。この事実からも、オンロードにおける走りの質感を高めた、都会的な仕様になっていることがわかるはずだ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    吉田拓生

    Takuo Yoshida

    1972年生まれ。編集部員を経てモータリングライターとして独立。新旧あらゆるクルマの評価が得意。MGBとMGミジェット(レーシング)が趣味車。フィアット・パンダ4x4/メルセデスBクラスがアシグルマ。森に棲み、畑を耕し蜜蜂の世話をし、薪を割るカントリーライフの実践者でもあるため、農道のポルシェ(スバル・サンバー・トラック)を溺愛。
  • 撮影

    小川和美

    Kazuyoshi Ogawa

    クルマ好きの父親のDNAをしっかり受け継ぎ、トミカ/ミニ四駆/プラモデルと男の子の好きなモノにどっぷり浸かった幼少期を過ごす。成人後、往年の自動車写真家の作品に感銘を受け、フォトグラファーのキャリアをスタート。個人のSNSで発信していたアートワークがAUTOCAR編集部との出会いとなり、その2日後には自動車メディア初仕事となった。

関連テーマ

おすすめ記事


人気記事