頼りになる大画面カーナビとは? 490車種に対応、パナソニック・ストラーダCN-F1X10BGD じっくり検証

公開 : 2023.01.06 07:15

リアルだから頼れる! “美次元”の道案内

ここ数か月、カーナビ選びを迷っていたサイトーだが、この時点でストラーダCN-F1X10BGDがお気に入り。

10V型の大画面ながら本体は2DINサイズのため490車種以上に適合し、汎用性の高さはバツグンだ。適合リストに愛車の名前を見つけ、いっそう取材に身が入る。

あっという間に5ルート探索!

今日の目的地は神奈川県相模原市の「小倉橋」。名称検索で1文字ずつ入力を行うが、サクサクとリズミカルに操作ができるうえ、瞬時に5つのルートを提案してくれた。

「えー、こんなに素早く操作ができちゃうの?」と驚きの声が上がる。動きの速さは出発までの時間を短縮できて同乗者を待たせずに済む。

せっかちな男が処理能力の速さに合格点を出したわけだが、サイトーにはもう1つ悩みの種がある。

ルート案内が分かりやすい! HD画質のメリット

「いやー、僕ドライブは好きなんですけど道が覚えられないんですよね」

ストラーダはそんな人にぜひ活用してもらいたい充実のカーナビ機能を搭載する。

地図は高画質なディスプレイに合わせて開発されたHD美次元マップを採用し、都市部の3D表示では目印となる建物がリアルに描かれる。

そして主要な交差点や高速道路の分岐、都市高速の入口などでは周囲の光景まで描かれたガイド図が割込み表示され、高速道路ではジャンクションやインターチェンジなどの情報を含む専用マップへと切り替わるのだ。

3Dでリアルに再現される交差点の拡大図は、現地のようすにソックリ。次の分岐の情報(写真の「その先250m」)も案内される。
次の交差点と、さらにその次の交差点の車線情報を教えてくれた。どの車線を走るべきか迷うような場所で役立つ新機能。

さらに、一般道のルート案内ではガイドポイントの手前にある交差点の“車線”情報まで示したり、ガイドポイントの先の交差点情報も知らせてくれ、初めて走行する場所でもレーンチェンジのタイミングがつかみやすい。

「ホントに目の前の景色と同じですよ。あらかじめ車線の情報がわかるのも助かります。これなら僕も迷わないですね」

渋滞だってトンネルだって、頼りにできる

順調に走行していると突然画面上にルート全体図が現れた。

「うわ、目的地まで早く到着できるルートが見つかると、新ルートの提案をしてくれるんですね」

ルート上の渋滞が激しくなった場合は、自動で新ルートを探索・提案してくれる。道路の混み具合を心配する必要がなくなるのだ。※画像はイメージ

その通り、案内中でもVICS情報をもとに渋滞を回避するルートを、自動的に探索してくれるのだ。これは事故渋滞などが発生しやすい週末の観光地へのドライブでは心強い味方になってくれるだろう。

そして、トンネルの中で自車位置測位が正確なのも専用機を選ぶメリット。

目的地近くの圏央道・相模原ICは、トンネルを抜けてすぐ案内される出口だが、GPSが受信しにくい長いトンネルの中でも自車位置表示が正確だったので何の問題もない。

高速道路を降りたら、目指す場所はもうすぐだ!

記事に関わった人々

  • 執筆

    浜先秀彰

    Hideaki Hamasaki

    千代田工科芸術専門学校写真科を卒業後、自動車専門誌編集部スタッフを経て、フリーランスライターとして独立。現在は執筆、編集、撮影を一人で行うことも多い。カーナビやドラレコのレポートを得意とするが、守備範囲はカスタムパーツや洗車ケミカル、車内小物までを含むカー用品全般となる。YouTube「カーグッズチャンネル」を2021年より運営。
  • 撮影

    宮澤佳久

    Yoshihisa Miyazawa

    1963年生まれ。日大芸術学部写真学科を卒業後、スタジオ、個人写真家の助手を経て、1989年に独立。人物撮影を中心に、雑誌/広告/カタログ/ウェブ媒体などで撮影。大のクルマ好きでありながら、仕事柄、荷物が多く積める実用車ばかり乗り継いできた。遅咲きデビューの自動車専門誌。多様な被写体を撮ってきた経験を活かしつつ、老体に鞭を打ち日々奮闘中。

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