海外試乗

2018.12.02

ロードテスト アウディA6アバント ★★★★★★★★☆☆

アウディA6アバント40 TDI Sライン Sトロニック

テスト日 : 2018年11月14日

価格 : 4万740ポンド(602万円)

 

はじめに ▶ 意匠と技術 ▶ 内装 ▶ 走り ▶ 乗り味 ▶ 購入と維持 ▶ スペック ▶ 結論

結論 ★★★★★★★★☆☆

最新のアウディのベストが詰まったA6アバント

この5代目となるA6は、現在のアウディという自動車メーカーを写す鏡のような存在で、知れば知るほど面白い。ミュンヘンのBMWとシュツットガルトのメルセデス・ベンツの動きを観察しながら、「自社に求められていること」を深く考察しているに違いない。そして四半世紀前の、アウディの姿を改めて見つめ直し、アプローチし直しているようにも思える。

メカニカルな部分での洗煉性と、車内空間の隔離感。優れたエアロダイナミクスに、あらゆる場所に散りばめられた技術的な先進性。直感的に感じ取れる品質の高さだけでなく、製造品質の精度の高さを裏付ける、美しいデザイン処理。

これらの新しいA6アバントから見て取れる特徴は、1980年代から1990年代にかけて、アウディの上級サルーンやアバントが備えていた特徴でもある。アウディは、このエグゼクティブ・ワゴンに、強いスポーツ志向をあえて持たせていない。だからこそ、ドイツ車を長年好んで乗るようなドライバーに対しては、アウディ流の誠実さが、きっと強く響くに違いない。

アウディが今目指している姿が、ここにある。

担当テスターのアドバイス

マット・ソーンダース

BMW5シリーズ・ツーリングやジャガーXFスポーツブレーク、ボルボV90などのライバルと比較すると、ラゲッジスペースの容量が極めて近似しているのが面白い。メルセデス・ベンツEクラスの方が有利ではあるが、A6アバントも充分に魅力的なクルマだ。

サイモン・デイビス

アウディの近年のデザイン言語としては、最も成功したエクステリアを持っていると思う。エステート好きのわたしからすると、A7やA8よりも魅力的には見える。RS6の登場が楽しみだ。

オプション追加のアドバイス

Sラインを選択する場合スポーツサスペンションが標準装備となるが、アダプティブサスペンションもオプションで選択しておきたいところ。A6の快適性が大幅に向上する。

改善してほしいポイント

・より直感的に操作できる、新しいインフォテインメントシステムの開発が望まれる。
・ステアリングのフィードバックはもう少し濃いものにして欲しい。
・エンジンラインナップの拡充は早急にしたほうが良いだろう。

 

はじめに ▶ 意匠と技術 ▶ 内装 ▶ 走り ▶ 乗り味 ▶ 購入と維持 ▶ スペック ▶ 結論

 
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