アウディ最上位ワゴン「A7アバント」か ハイブリッドの新型テスト車両発見

公開 : 2023.12.15 06:05

・アウディA6の後継となる「A7」のプロトタイプをドイツで発見。
・セダンとステーションワゴンを設定、内燃エンジンを引き続き搭載。
・ハイブリッド搭載で大型化? デザインも大きく進化。

次世代の上級ステーションワゴン ドイツで発見

アウディA6アバントの後継車として、「A7アバント」の開発が進められている。2025年に発売される見込みで、内燃エンジンを引き継ぎつつ、デザイン変更と技術改良が行われるようだ。

アウディは、エンジン車とEVを区別するために新たなネーミング戦略を導入する。前者には奇数、後者には偶数を与えるというもので、現行A6に相当する次世代のエンジン車はA7と呼ばれることになる。

アウディの次期A7アバントと思われるプロトタイプ
アウディの次期A7アバントと思われるプロトタイプ    AUTOCAR

A6の名称は来年、アウディの新プラットフォームPPEをベースにしたEVモデル、A6 eトロンに使用される予定だ。

今回、A7アバントのプロトタイプがドイツの公道でテスト走行をしているのが目撃された。フロントには、スリムなヘッドライト、アウディ伝統の六角形ラジエーターグリル、流線型のボンネットが採用されている。

アルミホイールのデザインも変更され、ドアハンドルはフラッシュ式になり、リアにはフルワイドのライトバーと新形状の2本出しマフラーが装備される。

エンジンのラインナップについてはまだわからないが、目撃されたプロトタイプの窓には、何らかの電動アシストが搭載されていることを示す黄色い警告ステッカーが貼られている。

プラットフォームは引き続きフォルクスワーゲン・グループのMLBを使用するが、PHEV用のリチウムイオンバッテリーを搭載するためにリア構造が変更される。

部分的な電動化に伴い、現行型よりも大型化すると予想される。参考までに、現行A6アバントのボディサイズは全長4940mm、全幅1885mm、全高1465mmである。

ステーションワゴンのA7アバントと並んで、「A7スポーツバック」も登場する。この2台は、BMW 5シリーズメルセデス・ベンツEクラスのライバルとなるだろう。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジョナサン・ブライス

    Jonathan Bryce

    英国編集部。英グラスゴー大学を卒業後、モータージャーナリストを志しロンドンに移住。2022年からAUTOCARでニュース記事を担当する傍ら、SEO対策やSNSなど幅広い経験を積んでいる。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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